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“長崎一丸”で挑むJ1の舞台…髙田社長「十分に戦えるチームだと確信しました」

試合前、サポーターに挨拶をする髙田社長 [写真]=清原茂樹

「どちらが勝ってもいい試合だった」。クラブ史上初めてJ1の舞台に挑むV・ファーレン長崎の髙田明代表取締役社長は、初戦の湘南ベルマーレ戦を終えてこう振り返った。

「昨年のアウェイでここに来ましたけど、その時と比べたら力が付いていると感じました。その時は引き分けで、今日は最後の最後にやられましたけど、これはその時の運もあります。長崎としては(J1で)十分に戦えるチームだと確信しました」

 長崎にとってJ1での初陣は1-2の敗戦。勢いよく長崎ゴールに迫る湘南の前線3人に対応し切れず、開始8分に先制点を奪われた。しかし「スキがあったのかなあって思ったんですけど、すぐに取り返してくれた」と、16分にFKから田上大地がクラブにとってのJ1初得点を決める。その瞬間、髙田社長は静かに手を叩いて喜んでいたという。

「(昨季の第30節・京都サンガF.C.戦から続く)13戦負けなしだったので、それを意識しましたね。今日は引き分けでも負けなしは続くんだなと。昨年のベースに似てるんですよ。入れたのは田上くんでしたかね? 彼はJ2の時に初ゴールをして、またヒーローになって出てくるというのも、同じ舞台を作っていっているのかなと」

 この日、今年1月に新社屋へ移転したばかりの長崎県庁でパブリックビューイングが行われた。「どのくらいの人が集まってくれるのかなと思ったら、800人弱が集まってくれている。長崎県全体がチームに対する思いを持ってもらっているんだと感じています。だからもっと頑張らないといけない。今日も(ゴール裏だけでなく)メイン側にもアウェイ席があって、そこに何百人も来られている。湘南でこれだけの人が集まってくれているということは、広がりができていると感じて非常にうれしかったですね」。長崎から遠く離れた湘南で、髙田社長は県民の思いを感じ取り、しみじみと代弁した。

 次節は、いよいよホーム開幕戦。「(3月)3日と10日は18,000人ぐらいでいっぱいになると思います。昨年のグランパス、カマタマーレ戦の、あの再現が来るんだな」と感慨深げ。「恐らく、その力が選手の力を引き出してくれると思うので、非常に期待したいですね。私もユニフォーム姿で行きたいなって思うぐらい。そんな気持ちです」と髙田社長は笑顔を見せた。

 スポーツ観戦がまだまだ根付いているとは言えない長崎県に誕生した、唯一のJ1クラブ、V・ファーレン長崎。チームの勝利が県民を呼び、県民の声援がチームを後押しする。そんな相乗効果を生み出すためにも、満員のトランスコスモススタジアム長崎でのJ1初勝利に期待が掛かる。

 一通り囲み取材が終わったところで、「皆さんもご苦労さまです」と報道陣を労った髙田社長。「今度はホームで、皆さんの笑顔を見せていただきたいと思っています」と締めくくった。

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