小林悠のハットトリックなどで川崎が解消した [写真]=瀬藤尚美
2017明治安田生命J1リーグ最終節が2日に行われ、川崎フロンターレと大宮アルディージャが対戦した。
逆転優勝を狙う2位の川崎は、この試合に勝った上で、首位の鹿島アントラーズが引き分け以下に終われば、悲願の初優勝となる。一方の大宮はすでにJ2降格が決まっている。
試合は早い時間に動く。1分、川崎のエウシーニョが敵陣をドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア手前左の阿部浩之にパス。これを受けた阿部が左足の正確なシュートをゴール右に突き刺し、ホームの川崎があっという間に先手を取った。
その後はスコアが動かないまま時計の針が進んだが、前半終了間際に川崎が貴重な追加点を奪う。後半アディショナルタイム2分、左サイドをドリブルで突破した家長昭博が柔らかいクロスを入れると、中央の小林悠がヘディングでゴール左に叩き込んだ。
後半に入り60分、川崎が決定的な3点目を奪う。阿部からのパスでエリア内左に抜け出した家長がゴール前へ鋭いクロスを入れると、走り込んだ小林がダイレクトで合わせた。小林はこれで今季22点目となり、得点王争いで杉本健勇(セレッソ大阪)に並んだ。
さらに81分、車屋紳太郎が倒されてPKを得ると、これを小林がきっちり決めてハットトリックを達成。小林が得点ランク単独トップに躍り出た。
後半アディショナルタイム6分には途中出場の長谷川竜也がゴールラッシュを締めくくる5点目を決め、川崎が5-0で勝利を収めた。一方、他会場では鹿島アントラーズが引き分けに終わったため、川崎と鹿島が同勝ち点に。得失点差で上回る川崎がJ1リーグ優勝を決めた。
【得点者】
1-0 1分 阿部浩之(川崎)
2-0 45+2分 小林悠(川崎)
3-0 60分 小林悠(川崎)
4-0 81分 小林悠(PK)(川崎)
5-0 90+6分 長谷川竜也(川崎)
By サッカーキング編集部
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