2017.04.28

【土屋雅史氏のJ2展望】2連勝中の熊本が横浜FCを下すと見る…岐阜は直近4試合で3勝1分と好調を維持

コーチとして熊本へ復帰した北嶋秀朗(左)と、柏時代チームメイトだった横浜FCのGK南雄太(右) [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
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■“熊本”でつながる2人が、えがお健康スタジアムで相見える

 ここに来て今シーズン初の連勝で17位へ順位を上げた熊本と、前節で千葉に4-0の快勝を収め、とうとう2位まで浮上してきた横浜FCがえがお健康スタジアムで激突する一戦。この両チームには熊本という土地に思いを寄せ続けてきた“親友”が在籍しています。

 今シーズンから2年ぶりに熊本へコーチとして復帰した北嶋秀朗と、横浜FCでのプレーも4シーズン目を数える南雄太。元々は1歳違いの高卒ルーキーとして加入した柏時代に親交を深めた2人は、2010年に南が新天地を求めた熊本へ、北嶋が2012年の途中に移籍したことで、再びチームメイトとしての時間を過ごすこととなります。今では勝利後の恒例となっている『カモンロッソ』や、試合前にサポーターが選手へ向けて歌う『HIKARI』も、元々は北嶋が南や藤本主税(熊本U-15監督)らと話し合ってスタートさせたもの。ロアッソというチームとサポーターを結び付ける大きな役割を彼ら2人が担っていたことは疑いようがありません。

 昨年4月。熊本地震の発生時にも、当時は新潟のコーチを務めていた北嶋と南は、もともと2012年に起きた熊本での水害のチャリティー企画として作成していたTシャツを被災地に寄付するなど、いち早く支援を開始。昨年インタビューで彼らにお話を伺った際にも、熊本の方々を本当に心配している姿が印象的でしたし、個人的にも改めて彼らの熊本への思い入れの深さを実感させられたことを記憶しています。

 『熊本地震復興支援マッチ』と位置付けられた前々節のホームゲーム。そこまで6戦未勝利かつ4連敗と苦しんでいた熊本は、グスタボのJリーグ初ゴールに上里一将の直接FKがゴールネットを揺らし、難敵の松本を2-0と撃破。開幕戦以来となる試合後の“カモンロッソ”では 楽しそうに踊る子供たちの姿がありました。

 ようやくけがから復帰した南はベンチスタートが続いていますが、この一戦に懸ける想いは出場機会があろうともなかろうとも並々ならぬものがあるはず。どちらも好調で迎える一戦だけに予想も難しい所ですが、今回は熊本がホームで意地を見せ、選手がサポーターと共に“カモンロッソ”を踊るという「1」で勝負したいと思います。

■試合ごとに成長を見せる、岐阜の大卒ルーキー・古橋亨梧

 開幕から5試合は白星から見放されていたものの、ここ4試合は3勝1分と負けなし。その引き分けも昇格候補と目されている湘南とのアウェイゲームで、激しく撃ち合っての3-3と、新指揮官の大木武監督が始動から浸透させてきた色が結果にも現れ始めている岐阜。そんなチームの中で、開幕から全試合でスタメン出場を続けている大卒ルーキーの古橋亨梧が存在感を高めています。

 毎年スペイン遠征を敢行するなど、“エンジョイ・フットボール”を掲げながら技術に特化した指導で知られる内野智章監督率いる興国高校で、今でも自身の武器となっているドリブルを磨いた古橋は、進学した中央大学でも1年時から出場機会を獲得すると、全日本大学選抜にも選出されるなどブレイク。チームは3年時に2部降格を味わい、10番を背負った4年時にも1部昇格には至りませんでしたが、その能力を高く評価した岐阜のオファーを受け、晴れて今シーズンからJリーガーとしてのキャリアを歩み出すことになります。

 すると、大木監督はいきなり開幕戦で左ウイングとして古橋をスタメン起用。本人も「岐阜はこういうサッカーやし、みんな上手いし、繋ぎながらも持ち味が出せるので、それは良いなと思います」と語ったように、すぐさまチームのスタイルにフィットすると、第6節の町田戦で難波宏明の決勝ゴールをアシストし、シーズン初勝利に大きく貢献。続く第7節の水戸戦でも初ゴールを奪い、連勝を手繰り寄せる役割を担うなど、早くもチームに欠かせない戦力として躍動しています。

 「自分が通用している部分もありますけど、足が持たなくて交替することも多いので、そこはやっぱりこういうサッカーだから、もっと足を持たせないといけないかなと思います」と自身の課題を口にした古橋ですが、徐々に終盤まで運動量が持続するようになってきており、セットプレーから先制ゴールをマークした前節の讃岐戦はしっかりフル出場。確実に成長の跡も見て取れると言って良いのではないでしょうか。

 今節の相手は柳下正明監督の堅実なスタイルが少しずつ浸透してきている中で、第6節から連勝を飾りながら、現在は連敗中の金沢。今の両チームの状況を考慮しつつ、ここは古橋の活躍も期待しながら、岐阜がホーム連勝を手にする「1」を予想させてもらいます。

文=土屋雅史

予想難易度が高いとされるJ2は、toto当せんのカギを握る重要な要素の一つ。国内サッカー事情に精通した土屋雅史氏がJ2を徹底解剖する! 『今週のJ2(http://www.totoone.jp/j2/)』はサッカーくじtoto予想サイト『totoONE(http://www.totoone.jp/)』にて好評連載中。
※本文中の「1」はホームチーム勝利、「0」は引き分け、「2」はアウェーチーム勝利。

■明治安田生命J2リーグ第10節
2017年4月29日(土)15時キックオフ
ロアッソ熊本vs横浜FC(えがお健康スタジアム)

■明治安田生命J2リーグ第10節
2017年4月29日(土)18時キックオフ
FC岐阜vsツエーゲン金沢(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

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