2017.01.10

白血病で闘病中の早川史哉、選手契約を一時凍結…新潟「復帰に向けて全力サポート」

早川史哉
新潟が早川史哉との契約について発表 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
サッカー総合情報サイト

 アルビレックス新潟は10日、DF早川史哉について「トレーニングが開始できる期間まで、現在履行している選手契約をいったん凍結する」と発表した。

 早川は1994年生まれの22歳。新潟の下部組織から筑波大学に進学し、大学4年時の2015年には同クラブの特別指定選手に登録された。そして2016年に新潟に加入。開幕戦から先発出場を果たしたが、4月24日に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節名古屋グランパス戦(ベンチ入り、出場機会なし)後にリンパ節の腫れが認められ、翌25日に新潟市内の病院を受診して検査を実施。以降も専門医の慎重な診断を行ってきた結果、急性白血病と診断された。

 新潟は早川との契約について、以下のように記している。

「早川史哉選手とは2016年2月1日から選手契約を締結していたが、急性白血病の治療期間も本契約は履行されていた。アルビレックス新潟では、早川史哉選手ならびにご家族と協議のうえ、寛解に向けた治療に専念をするために、トレーニングが開始できる期間まで本契約をいったん凍結。復帰の目処が付いた段階で、双方協議のうえ、改めて契約を履行することに同意した」

 治療専念のため、選手契約を一時凍結すると発表した新潟。早川の治療については「診断後は新潟市内の病院に入院し、寛解に向けた治療を現在も行っている。2016年11月には骨髄移植手術を実施。寛解、復帰に向けたステップを着実に踏んでいる」と経過を報告している。

 今回の発表にあたり、新潟の代表取締役社長を務める中野幸夫氏は以下のようにコメントしている。

「早川史哉選手には、アルビレックス新潟のサポーターの皆様をはじめ、全国の各クラブのファン・サポーターの皆様、選手をはじめとしたサッカー関係者の皆様、また広く一般の皆様からも、本当に温かい、そして多くのご支援と励ましのお言葉を頂戴していることを、改めて深く御礼申し上げます」

「早川選手ご本人も、アルビレックス新潟も、今回のゴールは早川選手が急性白血病との戦いに打ち勝ち、選手としてデンカビッグスワンのピッチに立ち、サポーターの皆様から多くのご声援を頂戴することと定めています。そのために、まずは治療に専念をし、寛解してピッチに復帰後、全力でトレーニングに励んで試合出場を目指すために、どの方法が良いかを協議し、こうした形を取らせていただくこととなりました」

「2017年も早川史哉選手の寛解に向けた治療、また選手として復帰することへ向けて、クラブを挙げて全力でサポートをしていくことには何も変わりがありません。アルビレックス新潟のサポーターの皆様、また多くの皆様におかれましては、引き続き温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます」

 また早川は以下のようにコメントしている。

「いつもご支援いただき本当にありがとうございます。皆様からの温かく、優しいサポートのお力にも頼りながら、1日も早く退院、そして復帰できるように頑張ります。白血病であると告げられてから、常に前を向いていくと自分自身決めていましたが、ふとした時に以前と大きく変わってしまった自分の体を見て、本当にピッチに戻れるのか不安になることも正直あります。しかし、そんな弱気な自分をまた前向きにしてくれるのは、皆様からいただいた励ましの言葉や手紙などです。ありがとうございます」

「このたび、このような形でチームと関わらせていただくことになりましたが、アルビレックス新潟というクラブに、どんな形であれ貢献できるように努めていきます。そしてもう一度アルビレックス新潟に、『28FUMIYA』のユニフォームで戦い貢献するという強い決意を持って日々過ごしていきます」

 そして新潟の公式HPには、早川の家族のコメントも掲載されている。

「ご支援いただいた皆様へ このたびは、早川史哉への過分なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。昨年の1月に念願のアルビレックス新潟に加入させていただき これからと思った矢先に、本人は勿論の事、私達家族も信じ難い病となり、悲しみと絶望感に打ちのめされました。しかし、アルビレックス新潟様、アルビレックス新潟のサポーターの皆様、全国のサッカーチームの皆様、そして、全国のサッカーファンの皆様から温かい励ましのお言葉、ご支援をいただき、病に立ち向かう決意をいたしました。改めて心より厚く御礼申し上げます。また、病院の先生方はじめスタッフの皆さん、そして快くドナーを引き受けてくださった方のおかげで、順調に治療が進んでおります」

「皆様の思いに報いるためにも、1日も早く治癒し、またビッグスワンのピッチに立ってほしいと思っております。末筆ではございますが、皆様のご健康とご多幸そして、アルビレックス新潟のご活躍をご祈念し、これまでご支援いただいたことに対しましての御礼とさせていただきます。家族一同」

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