2016.12.04

“義務付けられた”リーグ優勝…鹿島・石井監督「やってきたことが報われた」

JリーグCS決勝で浦和を下し、優勝を喜ぶ石井監督 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 3日、明治安田生命 2016Jリーグチャンピオンシップ(CS)決勝の第2戦が埼玉スタジアム2002で行われ、第1戦を0-1で落としていた鹿島アントラーズが第2戦を2-1で勝利し、2009年以来となる年間王者に輝いた。

 開始7分にスローインから失点し、あとがなくなった鹿島だったが、これがタイトル獲得を義務付けられたクラブの底力なのか、「失点しても自分たちのやるべきことが変わらないことは分かっていました」と石井正忠監督。冷静に、かつ力強く反撃を開始する。

 そして40分、ケガで出場が危ぶまれていた金崎夢生が、遠藤康からのクロスを頭で押し込んだ。

「足の(ケガの)状態もあまり良くない中で点も取ったので、100パーセント戻っているとは言えないですけど、CSに向けて上がってきたんだと思います」と金崎を称えつつ、「同点に追い付けたことが良かった」と石井監督。さらに、このゴールによって「(浦和)レッズさんのほうが逆にプレッシャーが懸かって、後半に入ってからは前半と違って(レッズに)勢いがなくなってしまった。レッズさんの左サイドが少しバテてきているように見えたので、そこを徹底的に突くような形に変えました」とゲームプランを口にした。

 指揮官の思惑を実行するために投入されたのが、鈴木優磨だった。

「もう1点を奪いに行かなければいけない状況だったので、点を取るために出した」と送り出した鈴木が、結果としてPKを獲得し、そのPKを金崎が落ち着いて決めて劇的な逆転勝利に導いた。

「長い間、Jリーグのタイトルを取ることができていなかったので、今年はリーグのタイトルを取ることが義務付けられていました。それに対して、リーグタイトルを取れたことは価値のあることですし、これがまたチームが常に勝ち続けるポイントになってくれればいいのかなと思っています。また今回、クラブに新たなタイトルを積み重ねることができて、クラブ全体としてタイトル獲得に向けてやってきたことが報われたと思います」

 クラブ初となる日本人監督によるリーグチャンピオン。2009年以来となる年間王者の称号以上に、鹿島アントラーズにとっては大きな意味を持つタイトルになった。

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