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【川崎vs広島プレビュー】年間優勝の可能性を残す川崎 広島は若き力で開幕戦の借りを返せるか

■川崎フロンターレ 新布陣に手応えあり、得点王を狙う二人の爆発に期待

 3週間のインターバルを経て、ホームで迎える一戦となる。2ndステージ優勝は厳しくなったものの、年間優勝の可能性は十分に残している。チャンピオンシップ出場が決まっている中での残り3試合だが、選手たちが目指しているのは、あくまで年間優勝である。

 この中断期間の中で、チームは新布陣をテストしている。大きな変化を挙げるならば、これまでの1トップから大久保嘉人と小林悠の2トップになったこと、そして大島僚太をトップ下に配置している点だろう。「単純にヨシトさんといるだけで、二人でのコンビネーションで崩せる。それに加えて、トップ下にフォローがいるのも大きい。前線の3人で攻め切れるのが一番だと思います」と小林は手応えを口にする。得点王争いも佳境に入ってきた中、15得点で並んでいる大久保嘉人と小林悠の爆発には期待がかかる。

 ここ数試合、増加している失点数は課題だ。守備の要である谷口彰悟は、個々が対人守備のトレーニングに時間を割いてきたことに加えて、チーム全体の守備意識を再確認したと話す。「後ろとしては、我慢すべきところで我慢できていない。もう一度、今は我慢の時間、今は攻める時間という統一感を持ってやりたい」。

 1stステージの躍進を支えていた堅守は、今季の開幕戦で対戦した広島戦の無失点勝利から始まったと言っても過言ではない。その頃の感覚を取り戻す一戦にしたいところだ。(いしかわごう)

■サンフレッチェ広島 急上昇中のA・ロペスは得点力不足解消の切り札となれるか

 ユースから数えれば、20年間も広島で活躍してきた森崎浩司が、引退を表明した。その美しいFKは何度もゴールネットを揺さぶり、強烈な左足ミドルで何度もチームを救い、そして名人芸ともいえる「3人目の動き」を駆使して広島のコンビネーションサッカーの中核をなした偉大なる7番がチームを去る。衝撃が走らないはずがない。

 その森崎浩は川崎戦の遠征には帯同せず、ホームでの最終戦に向けて準備を進める可能性が高い。では、誰が強豪川崎に立ち向かうか。若い選手たちだ。23歳のアンデルソン・ロペスは、ブレイク中の練習試合(対松江シティ戦)でハットトリックを記録するなど、コンディションが急上昇中だ。来日した当初は身体も重く、キレもなかったA・ロペスだが、負傷からのリハビリ時にハードなトレーニングを自らに課し、広島の戦術理解に注力したことで状況が変わった。離脱前はただドリブルからのシュートを繰り返すだけだった44番が、ワンタッチコンビネーションで周囲を使い、裏でボールをもらう形にトライするようになった。そうなれば、彼の強烈な左足が生きるシチュエーションが生まれる。

 最近5試合で5得点、完封負けが3試合。チャンスメイクというよりも得点力に問題を抱えている広島にとって、A・ロペスの状況改善は大きな力となる。同じく負傷から回復した宮吉拓実とともに、新しい息吹を苦戦する前年王者に吹き込むことができるか。ここ最近、チームにインパクトを与えていた茶島雄介の負傷離脱は痛いが、若者たちの力は確実にチームをプッシュアップしてくれるはずだ。(紫熊倶楽部 中野和也)

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