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【予想スタメン】柏は3日間の非公開練習で対策万全…かつて湘南でプレーした2人にも注目

2016.06.24

かつて湘南でプレーした柏のMF武富孝介(左)、MF中川寛斗(右) [写真]=Getty Images

2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第17節
6月25日 19:00 柏レイソル vs 湘南ベルマーレ(@日立柏サッカー場)

柏レイソル 3試合1得点と得点力不足が悩み、2トップのゴールに期待

 リーグ戦第16節の名古屋グランパス戦を「勝ち点2を落とした試合」と下平隆宏監督が表したように、勝ち切れない試合が続く柏。リーグ戦では3試合勝ち星がない。


 その原因の一つは3試合で1得点という決定力不足にある。チーム最多の4得点を挙げているディエゴ・オリヴェイラもストライカータイプではないため、サイドからトップのポジションに戻り、徐々に“らしさ”を取り戻しつつある田中順也の左足に期待がかかる。

 試合全体のポイントとしては、湘南のプレスを柏がパスワークで外せるかになるだろう。今週のトレーニングでは水曜日から金曜日までを完全非公開にして湘南対策を徹底した。さらに相手が湘南ということで、一昨年まで在籍していた武富孝介と中川寛斗は普段以上にモチベーションが高い。柏が公式戦7連勝を挙げた際には、彼ら2人が攻守において推進力となる動きを見せていたが、今回も「成長した姿を見せたい」(中川)と古巣対戦に燃えている。

 また、U-23日本代表に中村航輔、中谷進之介、伊東純也が選出された。リオデジャネイロ・オリンピックへの生き残りを懸けて、来週のU-23南アフリカ代表戦だけでなく「湘南戦もアピールの場」(中谷)と位置づけて今節の試合に臨む。

 大谷秀和、山中亮輔、大津祐樹ら主力に続き、若手の一人である手塚康平も右足首捻挫で戦線を離脱するなど故障者は多い。ただ、2ndステージ序盤戦には復帰が見込まれている大谷と山中を加えて巻き返しを図るためにも、1stステージ最後の試合を勝利で締めくくり、2ndステージに向けて良い流れを作りたい。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
4-4-2
GK
中村航輔
DF
鎌田次郎
中谷進之介
中山雄太
輪湖直樹
MF
伊東純也
小林祐介
茨田陽生
武富孝介
FW
田中順也
ディエゴ・オリヴェイラ

湘南ベルマーレ ここ3試合は2勝1分と好調を維持、昨季の柏戦は2戦負けなし

 1-0でジュビロ磐田を下したリーグ戦第16節の勝利によって湘南はホーム2連勝を飾り、ここ3試合で2勝1分と勝ち点を積み上げている。攻守の切り替えといった自分たちの原点を改めて見つめ直し、失点も減少した。また、守備の安定とともに、端戸仁が3試合連続先制点を決めるなど、チームとしての前向きな推進力がゴールを呼び込み、結果につながっている。1stステージ最終節となる今節もまた、つかみつつある流れを勝ち点3に結び、逆襲の2ndステージへと向かいたい。

 昨季における柏との白熱の記憶は色あせない。湘南が3-0で勝利したホームゲームも、0-0で勝ち点1を分け合ったアウェーでの戦いも、両者の真っ向勝負は、勝敗を超えた清しさを観る者に与えた。

 上記のとおり、昨季は1勝1分と湘南に軍配が上がったものの、これまでの対戦成績は14勝3分8敗で柏がリードしている。また2000年代に限れば、湘南はJ2での対戦を含め、日立柏サッカー場で2分2敗と勝利がない。失点の少なさや得点数で上をいく柏に対し、持ち前の走力を背景に結果を引き寄せることができるか。

 7-1で勝利を収めたサテライトリーグのアルビレックス新潟戦やU-23マレーシア代表との練習試合など、今週行なわれたゲームを踏まえても、選手たちのパフォーマンスにはそれぞれにコンディションの良さが見える。それだけに誰がピッチに立つかスタメン予想は難しいが、誰が出ても変わらぬスタイルの下、それぞれの特徴を発揮して相手を凌駕したい。(隈元大吾)

■湘南予想スタメン
3-6-1
GK
村山智彦
DF
岡本拓也
アンドレ・バイア
三竿雄斗
MF
藤田征也
石川俊輝
下田北斗
菊池大介
大槻周平
高山薫
FW
端戸仁

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