甲府戦は抜群に相性がいい鳥栖の豊田 [写真]=Getty Images
■サガン鳥栖 甲府との相性は良好も、2戦連続失点中のセットプレーに不安
前節の鹿島アントラーズ戦は0-1で敗れたが、ボールポゼッション率で上回るなど昨季までの鳥栖から成長した姿を見せた。マッシモ・フィッカデンティ監督の戦術は浸透していると考えていいが、その一方で、パスをつなぎながらゴールを奪うというところにまだ課題を残している。甲府は守備に人数を掛けて、ボールを奪ったらクリスティアーノを中心にカウンターを仕掛けてくる。今節も鳥栖がボールポゼッションすると考えられるが、中途半端な攻撃やパスミスが出るようだと甲府の思うツボだろう。
開幕戦から2戦連続で失点しているセットプレーの守備も懸念材料。センターバックの谷口博之は「修正していくしかないですね、やり続けて。もっとボールに強くいかないといけない」と話した。さらに甲府のキーマンであるクリスティアーノについて、「見てのとおり良い選手なんで、強いシュートは体に当てて止めるぐらいの強い気持ちでやらないといけない。もう一人のFWニウソンもうまいみたいですし、その二人を抑えれば得点機会がだいぶ減ると思う」と続けた。
J2時代からの対戦成績は17勝15分11敗と勝ち越しているが、昨季ホームで対戦した際は0-1で敗れている。鳥栖が勢いを得るためにはホームでの勝利が不可欠。鳥栖が得意とするサイドからの攻撃をいかにゴールへと結びつけるか。課題のセットプレー守備に加えて、こちらも勝ち点3をつかむためのポイントになる。(荒木英喜)
■鳥栖予想スタメン
4-3-1-2
GK
林彰洋
DF
藤田優人
キム・ミンヒョク
谷口博之
吉田豊
MF
キム・ミヌ
岡本知剛
崔誠根
鎌田大地
FW
豊田陽平
岡田翔平
■ヴァンフォーレ甲府 復帰濃厚の橋爪が、課題の攻撃面に変化をもたらすか
最少得点差だったとはいえ、前節のガンバ大阪戦では、先制された時の苦しさが浮き彫りになった。攻撃手段がカウンターに限られているため、相手が出てきてくれなくなると、戦い方が極めて難しくなる。先制点の持つ意味合いが、普通のチーム以上に重たいだけに、まずは鳥栖移籍後、甲府相手に8戦6得点の豊田陽平を抑えること。それと同時に「豊田に入れたあとの2列目の飛び出し、セカンドボール、落としたボールをもう一度ワンタッチで入れる…。厚みある攻撃を仕掛けてくる」(佐久間悟GM兼監督)相手に対して、一つの隙も作らないプレーを90分間しないと、勝ち点は遠のいていく。
第1、2節と、鳥栖の走行距離は対戦相手より6キロメートル以上も多かった。ただ、甲府は動きの少ないゲームを志向するため、対戦相手の走行距離も減少する傾向がある。噛み合わせの妙で、鳥栖の良さが出にくくなる可能性はある。また、鳥栖はセットプレーで2戦連続失点中。「次こそはやられないようにと、対策は必ずしてくるはず。ただ、CKの守り方は基本ウチと一緒なので。その長所も短所も理解している。そこはうまく突いていけたらいい」と、松下太輔GKコーチは策をめぐらす。
ケガから復帰の橋爪勇樹が右ウイングバックで先発予定。縦への突破とクロスで、攻撃にバリエーションを加えてくれるだろう。ただ、入れ替わるように松橋優が右太もも裏を傷めてしまい、欠場の方向。また、GK河田晃兵も左足ふくらはぎに違和感を抱えており、直前まで状態を見る予定。もし出場が困難な場合は、リーグ戦初出場となる4年目の岡西宏祐を起用する模様だ。(渡辺功)
■甲府予想スタメン
5-4-1
GK
河田晃兵
DF
橋爪勇樹
土屋征夫
山本英臣
津田琢磨
田中佑昌
MF
新井涼平
黒木聖仁
稲垣祥
クリスティアーノ
FW
ニウソン
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