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FC東京、G大阪、C大阪のU-23チームがJ3参加…サテライトも再開

2015.12.15

 Jリーグの理事会が15日に開催され、FC東京ガンバ大阪セレッソ大阪のU-23チームが、2016年の明治安田生命J3リーグに参加することが決定した。

 Jリーグは、「理念の具現化を念頭に、18歳から23歳の選手の試合出場機会を創出し、将来有望な選手の強化・育成に寄与することを目的とするもの」と説明。3チームが参加することになったため、J3は全16チームでの2回戦総当たり、計30節での開催となる。


 U-23チームにはJリーグからの分配金は支払われず、年齢制限については23歳以下の選手で構成される一方、試合エントリーメンバーに3名のオーバーエイジ枠が認められる。さらにゴールキーパーについては追加で1名のオーバーエイジが認められることになる。また、プロA・B契約締結条件の出場時間にもU-23チームでの出場がカウントされる。監督についてはトップチームとの兼任は不可。S級ライセンスが必要で、トップチームのコーチなどとの兼務は可能となる。各リーグは別大会扱いになるため、警告累積や退場などは別リーグに影響しない。だが、J2への昇格資格はなく、U-23チームが上位となった場合は次順位のクラブが繰り上げとなり、J2昇格資格要件で判断される。

 当初、サガン鳥栖もU-23チームを作ることが報じられていたが、村井満Jリーグチェアマンはクラブからのヒアリングを経て、理事会に審査を諮らなかったとコメント。一定の若手選手保有状況など、複合的・総合的に難しいと、リーグとして判断したと説明している。

 また、育成面では「Jサテライトリーグ」の再開決定も発表。ベガルタ仙台鹿島アントラーズ川崎フロンターレ横浜F・マリノス湘南ベルマーレアルビレックス新潟名古屋グランパスヴィッセル神戸サンフレッチェ広島が参加する。

 こちらは公式戦としての取り組みにはならず、J1クラブのうち参加を希望するクラブを対象に開催するもの。試合日程や対戦カードはJ1の日程確定後に調整される。

 出場機会の創出が目的となり、村井チェアマンは、1993年から2009年まで行われたサテライトリーグが休止した理由である、J1・J2の土日分散開催やクラブ経営面などの反省を糧に、「比較的弾力的に、過去の反省を生かしながら」進めていくとコメント。

 試合数は6試合から12試合くらいの幅を持たせ、ホーム&アウェー開催も厳密に設定しない。村井チェアマンは「広島はアウェーだけでも試合をしたいなど、各クラブでいろいろな要望があった。Jリーグの対戦カードが決まったあと、それに合わせて調整します」とコメント。土曜日にトップチームの試合が行われた後、日曜日に開催することを基本として、フレキシブルに対応できる大会にするという。

 J1全クラブが参加するわけではないが、「U-23チームで参加するか、サテライトで参戦するか。J1に昇格したばかりのチームや余力のないチーム、期限付き移籍で選手の成長を狙うクラブもあります。個々のクラブとしての判断もある。まずは1年やってみるということ」と村井チェアマンは話している。

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