主将として福岡の昇格に貢献したMF城後寿 [写真]=兼子愼一郎
アビスパ福岡は6日に行われた2015 J1昇格プレーオフ決勝でセレッソ大阪と対戦し、1-1の引き分けで試合を終えた。この結果、レギュラーシーズンの順位で上回る福岡がJ1昇格を決めた。試合後、主将を務めるMF城後寿が記者団の取材に応じた。
城後は2005年に国見高から福岡に加入し、在籍10年を超えた。2011年以来5年ぶりのJ1昇格には率直に「嬉しいです」と一言を述べた。先制点を許す苦しい展開となったが、引き分けに持ち込めたことには「誰も焦りがなかったということと、そういう試合を何回も繰り返してやってきているので」とこれまでの経験が生きたと明かした。
井原正巳監督に率いられたチームは1年間を通じて課題と向き合ってきたという。J1昇格を手にできたのは「課題を改善しようと思いながらやってきたのでこういう結果に繋がった」と継続が実ったことと、「今日に限っては僕たちにアドバンテージもあったと思うので、最後はそれを上手く有効に使えた」と振り返った。
2010年の昇格と比較し、「さほど変わりはない」と前置きしつつ、「前回上がった時は若かったですし、先輩方についていくだけだったんですけど、今回はこうやってキャプテンに任命された。キャプテンという形で昇格に関われたということは僕自身もこれから成長できる部分ではあると思いますし、今回の方が嬉しさはある」と苦労の分だけ喜びも大きいと感じているようだ。
By サッカーキング編集部
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