柏レイソルは30日、ブラジル人のミルトン・メンデス氏が来季から指揮官に就任することが決まったと発表した。
柏は、残り2試合となった2015明治安田生命J1リーグで年間9位と低迷。今季から指揮を執った吉田達磨監督は、シーズン終了をもって退任すると28日に発表されていた。
現在50歳のメンデス氏は現役時代、ブラジルのバスコ・ダ・ガマでプロデビュー。1987年からポルトガルに渡り、2000年に現役引退するまで同国でプレーした。引退後はポルトガル、カタール、ブラジルなどで指揮を経験。2015年5月から9月まではブラジルのアトレティコ・パラナエンセで指揮官を務めていた。
メンデス監督は、クラブ公式サイトを通じて、「日本サッカー界で伝統があり、若手育成に定評のある柏レイソルから監督就任のお話をいただき、本当に感慨深く思いました。それは、私が今まで継続して行ってきたことに他ならなかったからです。能力のあるアカデミーの選手はクラブの宝であり、彼等をトップに引き上げ活躍させることも、我々にとっての挑戦なのです」と意気込みを語った。
また、「日本で仕事がしたいといつも願っていました。組織的で、規律があり、皆がひたむきに頑張る国。この3つがなければ目標に到達することはできません。この点でも日本は多くの諸外国に勝っています。今、夢が叶いました。ありがとうございます」と、以前から日本での指揮を望んでいたと明かすと、「最後に、私は仕事が大好きです。心血を注ぎますので、サポーターの皆さん、フロントとスタッフ、選手の皆、全員で力を合わせ、日々邁進し、幸せを勝ち取れるよう頑張ろうではありませんか」とコメントした。
By サッカーキング編集部
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