川崎戦での勝利を喜ぶ広島メンバー [写真]=春木睦子
2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第14節が17日に行われ、サンフレッチェ広島と川崎フロンターレが対戦した。
年間順位2位の広島が、同5位の川崎をホームに迎えての一戦。J1歴代通算得点ランキングで2位のFW佐藤寿人(156ゴール)と3位のFW大久保嘉人(154ゴール)によるストライカー対決となった。両エースのJ1通算最多得点記録(157ゴール)更新にも注目が集まる。
前半は川崎がチャンスを作る。21分、大久保のアーリークロスに反応した小林悠が、ゴール前に飛び出してヘディングで合わせる。だが、GK林卓人が好セーブで失点を防いだ。35分には、大島僚太からのスルーパスで大久保がエリア内左に抜け出し、左足を振り抜くが、これも林の好セーブに阻まれる。こぼれ球に詰めた小林がダイレクトでシュートを放つも、カバーに入った青山敏弘にブロックされた。前半はスコアレスで折り返す。
後半の立ち上がりに広島の先制で試合が動く。50分、左サイドでのFKの流れから、こぼれ球に反応した柴崎晃誠が、エリア手前右からダイレクトで右足を振り抜くと、強烈なシュートはゴール右隅に突き刺さった。59分、追加点を狙う広島は佐藤を下げて、浅野拓磨を投入。佐藤は5試合ノーゴールとなった。
同点を狙う川崎は攻勢に出るが、広島の堅守をなかなか崩せない。一方の広島は浅野のスピードを活かしカウンターで追加点を狙う。すると83分、川崎が同点に追いつく。エリア前右の大久保が右足を振り抜くと、カーブのかかったシュートは林の逆を突いてゴールネットを揺らした。
しかし後半アディショナルタイムの93分、2分前に途中出場した山岸智が、エリア内右で相手のクリアボールをダイレクトで流し込み、広島が勝ち越しに成功した。試合はこのままタイムアップ。広島が2-1で勝利を収めた。今節、浦和レッズがガンバ大阪に敗れため、年間順位でも再び首位に浮上。一方の川崎は連勝が4でストップした。
By サッカーキング編集部
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