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【予想スタメン】今季初連勝を狙う仙台、3試合連続複数得点で攻撃陣好調も守備のバランスに不安

2015.05.22

2試合連続ゴールと好調のキム・ミンテ [写真]=Getty Images

ベガルタ仙台 中盤の選手の得点で厚みのある守備を見せる

 仙台は前節、新潟に3-0で勝利。約一年ぶりのアウェーゲームでの勝利、そしてリーグ戦での8試合ぶりの勝利を収めた。しかし気の抜けない戦いは続く。次節甲府戦は、仙台にとっても今季初の連勝がかかる試合だが、それは相手も同じ。下位脱出のため、互いに必死だ。


 仙台にとっての不安材料が、梁勇基を警告累積のために欠くこと。攻守に献身的な背番号10の不在を、カバーしなければならない。また、前節は無失点に抑えたものの、前半には守備のバランスを欠いて相手に簡単にスペースを与えてしまう場面も多かった。後半に修正したが、90分を通して守備を安定させなければならない。甲府には隙を見逃さないバレーが新たに加わったとなれば、なおさらだ。5バック気味に守備に人数をかける甲府を攻めあぐねてカウンターを受ける展開は避けたい。

 しかし、今の仙台には、甲府の厚い守備を打ち破れるだけの攻撃力がある。ここ3試合で、2点、4点、3点と、複数得点が続く。中盤のバランスが整備されたことで、キム・ミンテ奥埜博亮といった中盤の選手が2試合連続ゴールを決めていることも注目点だ。前線でキープ力を生かすウイルソン金園英学に後ろの選手が絡むという、厚みある攻撃を見せている。

 前節の無失点に結びついたアグレッシブな守備を90分間継続し、攻撃のパワーにつなげたい。それができれば、仙台は今季初の連勝をホームで達成できるはずだ。(totoONE編集部)

■仙台予想スタメン
4-4-2
GK
六反勇治
DF
菅井直樹
多々良敦斗
渡部博文
石川直樹
MF
奥埜博亮
キム・ミンテ
富田晋伍
野沢拓也
FW
ウイルソン
金園英学

ヴァンフォーレ甲府 幸先のいい再出発、“鬼門”ユアスタで連勝を狙う

 監督交替後、初陣となった山形戦に勝利。まずは前向きな再出発となった。戦い方としては、良くも悪くも“バレーありき”。大柄で馬力のあるターゲットをめがけてロングボールを蹴り込み、相手の最終ラインを押し下げてできた中盤とのスペースで、こぼれ球を拾うパターンが奏功した。ただ、佐久間悟GM兼監督は「前からプレスに来る山形だから、そういう選択になった。ブロックを構える仙台に同じことをしても、セカンドボールを拾われるだけ」だとして、今回は相手の守備組織をいかに拡げるかに重点を置く。

 出場停止の新井涼平に替わるボランチには、下田北斗が起用される見込み。「全体をうまく押し上げて、もう少し攻める時間を長くしたい。バレーならアバウトなボールを出しても面白そう」と、今季リーグ戦2度目の先発にイメージを膨らませる。

 相手の仙台も、前節でリーグ戦8試合ぶりに勝利している。ナビスコ杯の組まれていなかった仙台に対し、中2日の甲府だが、水曜日はターンオーバーして主力組は欠場。メンタル、フィジカルとも、条件はほぼ互角と言える。また、ここまで20失点の甲府だが、仙台も18失点であり、こちらも大差はない。得点数は異なるものの、甲府にも得点チャンスは訪れるはず。J1では3戦未勝利、J2を含めても、最後の勝利は2004年7月までさかのぼる“相性の良くない”ユアテックスタジアム仙台ではあるが、先制機を逃さずに、初の連勝をたぐり寄せたい。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
3-4-2-1
GK
河田晃兵
DF
土屋征夫
山本英臣
津田琢磨
MF
橋爪勇樹
マルキーニョス・パラナ
下田北斗
阿部翔平
稲垣祥
阿部拓馬
FW
バレー

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