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大久保のメモリアル弾で川崎が連勝飾り暫定2位浮上…甲府は5連敗

2015.04.25

得点を喜ぶ大久保(左)ら川崎イレブン [写真]=Getty Images

 2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第7節が行なわれ、川崎フロンターレヴァンフォーレ甲府が対戦した。

 公式戦5試合負けなしと調子を上げつつある川崎。特にFW大久保嘉人を筆頭とする攻撃陣がゴールラッシュを見せている。一方の甲府は、ここまでわずか1勝の最下位に沈んでおり、敵地でもなんとか勝ち点を持ち帰りたいところだ。


 最初にチャンスを作ったのは川崎。11分に中村憲剛からパスを受けた大久保がミドルシュート。しかし、わずかに枠を捉えきれずに先制とはならなかった。

 12分、甲府はアドリアーノがミドルシュートを放ったが、大きく枠を外れてしまった。

 試合が動いたのは38分、大島僚太がゴール前の中村にパス。中村はペナルティエリア内の小林悠へ楔のパスを送るが、相手DFに阻まれる。しかし、もう一度こぼれ球を拾った中村が今度はペナルティエリア左の大久保へパス。大久保は冷静にゴール左に蹴りこみ、川崎が先制に成功する。大久保にとってはJ1通算139ゴール目の得点となり、歴代4位に並んだ。このまま1-0で前半を折り返す。

 後半も川崎が攻勢に出る。51分、右サイドでスルーパスを受けたエウシーニョがドリブルでペナルティエリア右に切り込むと、マイナスの折り返しを小林がシュート。しかし、GK荻晃太が上手く飛び出してなんとか防いだ。

 続く59分、右サイドの高い位置で小林がボールを奪うと、こぼれ球を拾った大島がドリブルで中央へ進入し、ペナルティエリア手前の大久保へパス。大久保がヒールで落とすと、前線に顔を出した中村が受けて、左を駆け上がるレナトへラストパス。レナトが右足で蹴りこみ、川崎が追加点を奪った。

 78分には、レナトのスルーパスに抜けだした大久保がキーパーと一対一の絶好機を迎えたが、荻の好セーブに遭い、ゴールとはならなかった。90分にも、大久保、レナトと繋ぎ、最後は途中出場の船山貴之がチャンスを迎えたが、畑尾大翔が懸命にブロックし、なんとか凌いだ。しかし、後半アディショナルタイム2分、カウンターからレナトが左サイドを突破。そのままドリブルで中央へ切り込むと、右足シュートがゴール左下に決まり3点差とした。

 このまま試合は終了し、川崎が3-0で甲府を下し、ホーム通算100勝目を飾った。勝ち点3を積み上げた川崎は暫定ながら2位に浮上。一方、甲府はリーグ戦5連敗となった。

 次節、川崎は柏レイソルと、甲府は浦和レッズとそれぞれホームで対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 3-0 ヴァンフォーレ甲府

【得点者】
1-0 38分 大久保嘉人川崎フロンターレ
2-0 59分 レナト川崎フロンターレ
3-0 90+2分 レナト川崎フロンターレ

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