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【J1第30節予想スタメン 仙台vs柏】上位陣撃破で勢いに乗る柏、苦手とするアウェイ仙台戦でリーグ戦3連勝を狙う

2014.10.24

前節のG大阪戦は後半終了間際のゴールで劇的勝利を飾った [写真]=Getty Images

ベガルタ仙台 懸念材料はウイルソンを欠く攻撃陣、ニューヒーロー誕生に期待が懸かる

 苦しかった前節から中三日で柏戦を迎える仙台。連勝が2で止まったところで勢いのある柏を迎えるが、総力戦で勝ち点3をつかみたいところだ。


 今節における最大の懸念材料は、ウイルソンが負傷により不在なこと。22日の試合終了時点では自力で歩けない状態だったため、柏戦の出場は難しい。上り調子だったところでの離脱には、本人が最も悔しさを感じているであろう。チームメートは彼の分も奮起したいところ。そのためには中三日で心身のコンディションをしっかりと調整する必要がある。前節の名古屋戦は守備から攻撃に移る際に「迫力を欠いてしまった」と梁勇基も反省している。速く、力強い攻撃を全員で取り戻したい。

 守備面においては、前節は特に後半押し込まれたが、無失点に抑えることができた。ここ数試合は守備の安定が好成績につながっており、さらに自信を深めたのは好材料だろう。

 この試合は仙台のクラブ創設20周年記念試合の4試合目で、記念ユニフォームを着用する最後の試合となる。いつもホームチームにとって心強いサポーターの声援が、さらに特別な後押しとなるはずだ。

 そして、ウイルソンを欠く中でのニューヒーローの登場にも期待したい。前節にベンチ入りした藤村慶太や、前節はベンチを外れて悔しい思いをした武藤雄樹ら、活きのいい選手がチャンスをつかんで結果を残せば、今後に向けて大きな弾みになる。(板垣晴朗)

■仙台予想スタメン
4-4-2
GK
関憲太郎
DF、
菅井直樹
鎌田次郎
上本大海
石川直樹
MF
太田吉彰
富田晋伍
梁勇基
野沢拓也
FW
武藤雄樹
赤嶺真吾

柏レイソル 鹿島、G大阪撃破で勢いは十分

 ここにきて柏の勢いが増している。第28節で鹿島、第29節ではG大阪と、優勝争いを繰り広げるチームを相手に終盤のゴールで競り勝ち、現在は連勝中だ。しかも、アウェー10戦未勝利が続いていた不名誉な記録を鹿島でストップし、リーグ戦7連勝中のG大阪を食い止めた。

 その勢いを持って今節はユアテックスタジアム仙台に乗り込むわけだが、柏はこのスタジアムでの勝率が悪く、2011年以降は2分1敗。最後に仙台で勝ったのは、2006年のJ2時代まで遡らなければならない。また、今節は戦術の要であるキャプテンの大谷秀和を出場停止で欠く。ただ、今季第13節の新潟戦で、負傷欠場した大谷の代役を見事に務めた小林祐介をはじめ、ベテランの栗澤僚一秋野央樹といった選手が控えているため、それほど大きな損失にはならないだろう。それよりも、前節は出場停止だった鈴木大輔が戻ることで、最終ラインに安定感が戻るという大きなプラス材料がある。

 プレースキッカー不在は、今や柏の慢性的な課題と化しているが、好調のレアンドロを起点とした流れの中からの攻撃パターンが増えており、途中出場の太田徹郎は2試合連続で決勝ゴールを決めている。さらに前節は若い中谷進之介が鈴木の代わりに出場し、無失点勝利に貢献した。途中出場する選手の活躍、若手の台頭などもあって、ベンチを含めた選手層は充実。ネルシーニョ監督の采配も選択肢が増える。この好調を継続して、柏は3連勝とユアスタでの8年ぶりの勝利を狙う。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
3-4-2-1
GK
桐畑和繁
DF
鈴木大輔
増嶋竜也
渡部博文
MF
藤田優人
栗澤僚一
茨田陽生
橋本和
工藤壮人
ドゥドゥ
FW
レアンドロ

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