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中村憲剛が自身のキャリアを語る 「俺が本当の雑草」

2017.09.14

 スカパー!では、毎週金曜日午後9時から、サッカー情報番組『スカサカ!ライブ』をレギュラー放送している。9月8日の放送回では、レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く!」~川崎フロンターレ 中村憲剛篇~後編が放送された。

 中央大から2003年に川崎フロンターレに加入した中村だが、大学時代について「1年の頃はメンバーにも入れず、ボール拾いをしていた」と告白。大学2年時にようやくデビューすることになるのだが、奇しくもその試合の相手が1学年下の岩政を擁する東京学芸大だったそうで、中村は岩政について「『デカッ』て思った」、岩政は中村について「パンフレットに『戦術眼が高い』と書いてあって興味があった」と、第一印象を語った。

 中村は川崎でのプロ1年目についても「流れに乗るので精一杯」と語っているが、「石崎(信弘/現テゲバジャーロ宮崎監督)さんにメンバーに入れてもらって、44試合全部帯同して流れを知ったのが大きかった」と回顧。2年目に関塚隆監督の下でボランチにコンバートされ、J2で優勝することになるのだが、「そこで勝ち方を知ったのが大きかった」と語っている。

 岩政から「天才肌の選手ではない。考えながらサッカーをしているように見えるが、それが生きる道なのか」と問われ、中村は「何でもできる選手じゃなかったから、だからこそ逆にすごく頭を使った。『考えるサッカー』を地で行っていたし、それを(イビチャ)オシムさんに日本代表に呼んでもらって肯定してもらえた」と回答。

 一方で、初めてA代表に招集された時のことについては「なかなか輪に入っていけなかった」と衝撃のコメント。中村、岩政ともに年代別代表の経験がなく、A代表が初めての代表入りだったため、本田圭佑や岡崎慎司、長友佑都ら年代別代表経験者に対しては「あいつらはエリート! 俺たちが本当の雑草(笑)」と改めて意気投合していた。

 最後に、岩政が「タイトルを取って終わってほしい」と呼びかけると、中村は次のように意気込みを語った。

「それは誰よりも俺が思っている。それを出し過ぎると周りにプレッシャーになっちゃうけど、そういうのに関係なく自分に集中することで、それがチームの力になっているのかなって。ある意味、今は『中村憲剛リニューアルオープン』みたいな感じ。チームとして今まで詰められなかったところも詰められているし、このサッカーで(タイトル)取りたい」

 9月15日午後9時から生放送される『スカサカ!ライブ』では、松本山雅FCを特集。昨季で現役を退き、今季から松本のアンバサダーに就任した鐵戸裕史氏が登場する。また、岩政の「今まさに聞く!」にはアスルクラロ沼津で現役を続ける中山雅史が出演する。さらにはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のレビューと第2節のプレビューをお届けするなど、盛りだくさんの内容でお届けする。

『スカサカ!ライブ』公式サイトへ

By サッカーキング編集部

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