第101回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が2日に等々力陸上競技場で行われ、青森山田(青森)と国見(長崎)が対戦した。
試合は、青森山田がFW小湊絆、MF奈良岡健心らを起点とした攻撃で序盤から攻勢に出るも、国見の粘り強い守備を崩しきれない時間が続いた。しかし前半のアディショナルタイム、右サイドで得たMF芝田玲のCKにDF三橋春希がヘッドで合わせ、前半終了間際のラストプレーで青森山田が先手を奪った。
迎えた後半も青森山田ペースで試合は進んだが、得点が必要な国見も前線に人数をかけて応戦。すると67分、左サイドでボール持ったDF和田夢叶が右足でゴール前にクロスを放り込むと、うまく抜け出したFW利根悠理が左足で合わせて試合を振り出しに戻した。
追いつかれた青森山田は80分で試合を決めるべく再び攻勢を強めたがゴールを奪えず、試合終了間際にはPK戦を見据えてGK鈴木将永を投入した。すると、その鈴木がPK戦で2本のシュートストップを見せ、青森山田のベスト8進出が決定。対する国見は、今大会3度目のPK戦で涙を呑む結果となった。
By サッカーキング編集部
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