第101回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が2日に駒沢陸上競技場で行われ、佐野日大(栃木)と履正社(大阪)が対戦した。
試合は優勝候補の一角にも挙げられる履正社がボールを支配する展開となるが、対する佐野日大も鉄壁の守備ブロックでスペースを与えず、ロングスローやFKなどセットプレーから一発を狙った。
結局、前半はゴールレスのまま終わり、後半に突入。すると42分、DF大野結斗のロングスローをFW中埜信吾が頭ですらし、ボックス中央に溢れたボールをDF青木柾が豪快に蹴り込んだ。前半はシュート0本に終わった佐野日大がワンチャンスをモノにして先手を奪う展開となる。
対する履正社は48分、左右の揺さぶりからDF西坂斗和のクロスにMF小田村優希が頭で合わせるが、ボールはクロスバーを直撃。その直後には川崎フロンターレ入団が内定しているMF名願斗哉のドリブル突破からゴールへと迫るなど、圧力を強めていった。
その後も履正社が押し込む展開となったが、選手を交代させつつ最後まで粘り強い対応を見せ続けた佐野日大もゴールを許さず、1-1のまま試合は終了。PK戦に突入すると、履正社の3人目のシュートを佐野日大のGK平岡倖輝がストップし、準々決勝進出を決めた。
By サッカーキング編集部
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