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いよいよ明日開幕! 第28回高校女子選手権の注目ポイント、注目選手は?

 高校の女子サッカー部No.1を決める「第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」が、2020年1月3日に開幕する。男子の全国高校サッカー選手権大会同様、3年生にとっては高校最後の全国大会だ。

 11月24日の組み合わせ抽選会では、1回戦でいくつかの注目対戦カードが決まった。まずは、夏の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)で初優勝した十文字高校(関東5/東京)と、11月の皇后杯JFA第41回全日本女子サッカー選手権大会でベスト16の岡山県作陽高校(中国1/岡山)の強豪対決が実現した。

 3大会ぶりの選手権優勝を目指す十文字は、就任1年目の野田明弘監督のもと、インターハイ決勝で5回の優勝経験を持つ日ノ本学園高校を下して夏の高校日本一に輝いた。関東予選では5位となったが、選手権初優勝を果たした3年前も関東予選3位であったため、再び全国大会で強さを発揮できるか。

 作陽は、その十文字にインターハイ1回戦で0-3と敗れたが、皇后杯でアルビレックス新潟レディースU-18、プレナスなでしこリーグ1部で5位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースを破るジャイアントキリングを成し遂げた。3回戦で対戦した、なでしこリーグ2部で4位のオルカ鴨川FC戦では、85分まで0-0のまま進み、惜しくも敗れたが、今大会前に年齢制限のない皇后杯で16強に進んだ自信は財産となっているはずだ。

 今大会の関東予選で優勝した前橋育英高校(関東1/群馬)と、関西予選で優勝した日ノ本学園高校(関西1/兵庫)の東西対決も注目度が高い。

 前橋育英は、関東予選の4試合で1失点という堅守を武器に初優勝を達成。GK伊藤有里彩(3年)は、来季のAC長野パルセイロ・レディース加入が内定している。

 日ノ本は直近5大会の高校選手権で優勝から遠ざかっているが、毎年のようになでしこリーガーを輩出している関西の実力校。仮に1回戦の前橋育英、2回戦の十文字または作陽を下せば、波に乗っていくだろう。

 前回大会で初優勝した星槎国際高校湘南(関東3/神奈川)と、インターハイでベスト4に躍進した鳴門渦潮高校(徳島)の新興勢力対決のほか、前回大会準優勝の常盤木学園高校(東北1/宮城)や、インターハイで1回戦敗退した藤枝順心高校(東海2/静岡)の復権があるのかも興味深い。

 同大会の直近2回は神戸ユニバー記念競技場で決勝を行なっていたが、今大会はノエビアスタジアム神戸で開催される。2020年1月12日の決勝戦後にノエスタで優勝カップを掲げるのは、どの高校女子サッカー部か。

■注目選手

☆FW 10 沖野るせり(おきの・るせり)/常盤木学園高校 3年

沖野るせり [写真]=吉田孝光

選手権準優勝の前回大会もレギュラーとして活躍した、中盤で攻撃を組み立てながら、自らも得点を狙うアタッカー。プレナスチャレンジリーグでは最下位となり、まさかの降格という苦い経験もした。「今のチームはスピードがある選手が多いが、なかなか自分たちの強みを出せない」と悩みながらも「決めるべきところで決めることを徹底すれば優勝も狙えるはず」と最後の選手権に挑む。FW沖野くれあ(マイナビベガルタ仙台レディース→ASハリマアルビオン)の妹。

☆DF 10 長江伊吹(ながえ・いぶき)/藤枝順心高校 3年

長江伊吹 [写真]=吉田孝光

1年生の時にはレギュラーとして無失点での選手権優勝を経験。しかし前回大会では1回戦で敗退するなど、酸いも甘いも知る守備の要。なでしこジャパンのMF杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)が藤枝順心時代に付けていた背番号10を引き継ぎ、センターバックとしてDFラインを統率する。優勝したAFC U-19女子選手権タイ2019では、U-19日本女子代表として右サイドバックで出場した。来季のI神戸加入内定。

☆MF 10 森田美紗希(もりた・みさき)/岡山県作陽高校 3年

森田美紗希 [写真]=吉田孝光

作陽ではボランチが主だが、優勝したAFC U-19女子選手権ではU-19日本女子代表のサイドハーフで躍動。152センチという小柄な身体を生かした、スピーディーでダイナミックなドリブルでゴールに迫り、豪快なシュートを放つ。ベスト16だったFIFA U-17女子W杯ウルグアイ2018では、ブラジル戦でプレーヤーオブザマッチにも輝き、世界の舞台での経験も豊富。森田が攻撃参加する時間が長くなれば、作陽の選手権初優勝も近い。

文=馬見新拓郎

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