選手権2回戦で市立船橋と前橋育英が対戦した [写真]=梅月智史
第95回全国高校サッカー選手権大会2回戦が1月2日に行われ、市立船橋(千葉)と前橋育英(群馬)が対戦した。
1回戦で、DF杉山弾斗の得点によって京都橘(京都)を下した市立船橋。夏の高校総体王者として、史上7校目の夏冬2冠を狙う同校は、1回戦で3発快勝を収めた前橋育英と激突する。
ファーストシュートは6分。前橋育英が前線でボールを奪うと、高沢颯が胸トラップから反転して右足を振りぬく。しかしこれはGK長谷川凌が落ち着いてセーブ。得点を与えない。続く10分、ピッチ中央で縦パスを受けた高沢がすぐさま右足でミドル。しかしこの強烈なシュートもGK長谷川の正面へ飛び、ゴールには至らなかった。
序盤の前橋育英の猛攻を耐えた市立船橋は、徐々にボール支配率を高める。それでも31分、前橋育英が一瞬の隙を突いた。ロングフィードが市立船橋DFの前にこぼれると、飯島陸がボールを奪ってすぐさま右足でゴールを狙う。シュートは枠をとらえたが、GK長谷川が左手一本で防ぐビッグセーブ。チームを救った。前半はスコアレスのまま終了する。
後半開始とともに前橋育英は、1回戦で2ゴールをマークした馬場拓哉をピッチへ送り込んだ。
49分、市立船橋の高宇洋がパス交換でエリア右に進入してシュートまで持ち込む。しかしGK月田啓がブロックした。
その後も市立船橋ペースで試合が進む。すると68分、CKを獲得すると、福元友哉のボールに原輝綺がヘディングシュート。しかしこれはわずかにクロスバーの上へ外れた。
直後の69分、前橋育英は田部井涼、田部井悠の双子の兄弟をそろって投入する。
それでも86分、市立船橋が右サイドでFKを獲得すると、ニアサイドへ走りこんだ原が右足でシュート。しかしGK月田が体を張って防ぎ、ゴールを割らせない。
結局試合は0-0のまま後半を終え、勝敗はPK戦によって決することとなった。
PK戦では市立船橋1人目の野本幸太が左ポストに直撃して失敗。対する先攻の前橋育英は、5人目まで全員成功。この結果、5-3で前橋育英が勝利した。
勝ち上がった前橋育英は、3日に遠野(岩手)と松山北(愛媛)の勝者と対戦する。
【スコア】
市立船橋(千葉) 0-0(PK戦:3-5) 前橋育英(群馬)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト