2016.10.22

市立船橋が『NIKE ACADEMY』のトレーニングを体験 インハイ王者に課された課題とは

市立船橋高校サッカー部がエリート養成機関『NIKE ACADEMY』のトレーニングセッションに参加した
サッカー総合情報サイト

 21日、千葉県船橋市の法典公園(グラスポ)で今年のインターハイ王者、市立船橋高校サッカー部が『NIKE ACADEMY』のトレーニングセッションに参加した。

 NIKE ACADEMYは世界で戦うトッププレーヤーを生み出すことを目的に2009年からスタート。全寮制の養成機関として、イングランド代表の本拠地『セント・ジョージズ・パーク』を拠点に活動している。これまでに世界各国から集められた189名の選手が参加。60名以上がプロ契約を勝ち取っている。

 トレーニングには、DF杉岡大暉(湘南ベルマーレ加入内定)、MF高宇洋(ガンバ大阪加入内定)ら主力が参加。NIKE ACADEMYを指導するエドゥワルド・オリベイラ氏指導の下、6対6のボール回しに始まり、フルコートのゲームまで試合形式の練習で約2時間汗を流した。

エドゥワルド・オリベイラコーチ(左)の指導を受ける杉岡大暉(右)

エドゥワルド・オリベイラコーチ(左)の指導を受ける杉岡大暉(右)

 練習後、メディアの取材に応じたオリベイラコーチは「『すごく質の良いチーム』だと感じました」とコメント。

「『自信を持ってやれるか?』ということを私は懸念していましたが、ボールを速く動かそうと意識してくれたことは喜ばしく思いますし、ボールを持っていないときは、ディフェンスの背後を回ろうと心掛けてくれたことは良かったと思います。もちろん、1回だけのセッションですし、彼らのことも十分は知らないのですが、すごく良いレベルでプレーしてくれたと思います」と、市立船橋のポテンシャルを高く評価した。

 一方で、「課題は“コミュニケーション”」と口にした。ゲーム形式の練習中、「もっと声を出して!」と指示が飛び、休憩中にはグループごとにミーティングの時間を設けるなど、コミュニケーションを取らせる場面が見受けられた。

 チームを率いる朝岡隆蔵監督は、「そんな喋らないチームですが、必要なことは喋ります。ただ、まだ少ないかな。今年のチームはリーダーが2、3人はいますけど…、それでも今年は多い方です。伝えたり、求めたりということができる3年生が多い。2年生は少ないです。そういうのはまだまだ物足りなさを感じますね」と、同じくコミュニケーションの少なさを感じている。

 高はオリベイラコーチの印象について、「かなり雰囲気良く話してくれたので、そこが海外の人らしいなという印象でした(笑) コーチ自身がコミュニケーション力が高い人だなと思いました」と語った。自分たちにコミュニケーションが不足しているからこそ、そのように感じたのかもしれない。

来季のG大阪加入が内定している高宇洋はオリベイラコーチについて「コーチ自身がコミュニケーション力が高い人だなと思いました」と語った

来季のG大阪加入が内定している高宇洋はオリベイラコーチについて「コーチ自身がコミュニケーション力が高い人だなと思いました」と語った

 コーチに指摘された“コミュニケーション不足”。しかし、裏を返せば「まだ伸びしろがある」とも取れる。

 杉岡は、「自分たちからやろうとしないと回らないというか、上手くいかなかったので、もっと意欲的に一つひとつに取り組んでいくことで、色々な発見があると思いました」と、たった2時間の練習でも、“次”に向けての課題を見出している。

 さらに、朝岡監督は、「違う人がそこに立って、違う言葉で、違う口調で話をするというのは選手にとって良いことだし、凝り固まってしまわないように色々な人に刺激をもらうことで子供たちは伸びると思っているので、そういう意味ではありがたい機会だった」と収穫を語った。

 今年の冬は、さらに進化した市船イレブンの活躍が期待できそうだ。

Jリーグ順位表

柏レイソル
27pt
G大阪
25pt
C大阪
25pt
Jリーグ順位をもっと見る
名古屋
31pt
福岡
30pt
湘南
30pt
Jリーグ順位をもっと見る
秋田
23pt
栃木
19pt
長野
18pt
Jリーグ順位をもっと見る