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しながわ今季ホーム初勝利 指揮官「連勝しても要求は続ける」/メットライフ生命Fリーグ 2025-2026 第4節

2025.07.03

ホーム初勝利を挙げたしながわシティ [写真]=SHOKO

 6月21日、東京都・品川区立総合体育館で行われたメットライフ生命Fリーグ2025-2026 第4節で、しながわシティと名古屋オーシャンズが対戦した。

 昨季3位のしながわと同2位の名古屋の対戦は、序盤からテンションの高い試合を展開する。開始わずか30秒で伊集龍二がゴールし名古屋が先制すると、ホームのしながわも負けじと笠篤史が同点弾。1分の間にめまぐるしくスコアが動いた。その後は拮抗した展開がつづき、1-1で第1ピリオドを折り返す。第2ピリオドでは開始56秒、新加入・高溝黎磨のアシストから中村充がゴールし、しながわが逆転に成功するが、その1分後には清水和也が追加点を挙げ、2-2の同点となった。

 スコアが動かず、終盤に差し掛かると残り1分50秒、GK黒本ギレルメのロングスローを受けた平田ネト・アントニオ・マサノリの折り返しに新井裕生が飛び込んで、しながわが勝ち越しに成功した。直後に石田健太郎をGKにパワープレーを開始した名古屋だったが、追撃及ばず試合終了。しながわは今季ホーム初勝利、名古屋は痛い2連敗となった。

 敗れた名古屋の木暮賢一郎監督は「もちろん、すべての試合が大事だが、前節も敗戦していることや、昨年のしながわとの対戦結果から見て、タイトルを取り戻すためにも非常に重要な試合だと捉え、いい準備をして臨んだ。内容に関しては、もう一度細かく見る必要があるが、勝負の世界での重要な部分で勝てたのか勝てなかったのかを突き詰めて、次のゲームをしっかりやっていきたい。苦しい経験をしている選手が多いので、必ず大きな力になって返ってくると信じている」と試合を振り返る。

 例年プレシーズンに行われていたオーシャンカップがないまま開幕を迎えたが、新しい監督、新しい選手でのチーム作りには時間がかかると見越して8試合のプレシーズンマッチを行い、敗戦することなく開幕を迎えた名古屋。木暮監督は「思い描いていた道を辿っているという感触が間違いなくあった」と話し「勝つための準備をしてきた中での2敗なので、痛いには痛いが悲観する内容ではなかった。勝負の世界の中で『いいプレー』と『勝つこと』の溝をどれだけ早く埋められるか。名古屋オーシャンズの歴史的な背景を含め、チームが難題を突きつけられ試されていると思うので、それを克服することに期待し次に向かいたい」と展望を語った。

 この日、キャプテンマークを巻いた清水和也は「ピッチに立っているのは選手なので、ディテールの部分を体現することや、決め切ることに関して、この2試合は精彩を欠いていた。前のポジションの選手として、非常に責任を感じている。自分は状況を打破するためにチームに勢いを与えることが、まだまだできていない。チームとしては間違いなくいい道を辿っている中で、抜け出せていない部分もあるが、そこを切り裂くのも自分たち。細かい部分もしっかりと見返して、選手一人ひとりが今、何ができるか、何をしなければいけないのかをしっかりと見つめ直し、次につなげたい」と悔しさをにじませる。昨季、優勝を逃した経験をしていることもあり「失点した後に、負のオーラを断ち切れなかったり、前節で連続失点をしてしまったりは、昨シーズンと似ていると感じる。ただ、すべてが悪いわけではない中で、細かいところを決め切る力がついてくれば間違いなく状況は変わる。自分自身が悪い流れを断ち切る一番の起爆剤だと思っているので、そこを断ち切れなかったのは自分のエラーだった」と責任感をのぞかせた。

1得点を挙げたが敗戦の責任を口にした名古屋の清水 [写真]=SHOKO

 今季ホーム初勝利を挙げたしながわの比嘉リカルド監督は「ホームゲームで負けて、次のペスカドーラ町田戦で勝って、名古屋との試合は次に続くとてもいいチャレンジだった。壁を乗り越えるのか、もう一度負けるかの中で、いい勝利だった。疲れても我慢して、攻撃できる時間を待てたから3点目が取れたと思う。パワープレーも集中して守ることができよかった」と笑顔を見せる。しかし、第2節での大敗から2連勝で選手たちの成長を実感しているかと問うと一変、「町田、名古屋に勝ったことは、意識が高かったと思う。ただ、それで満足するかどうか。立川戦に比べたら、責任を感じて切り替えていると思うが、一度乗り越えてさらに登り続けるのか、緩めてしまうのか。今のところ悪くはないが、自分は監督として要求を続ける」と厳しい表情を見せた。

 サカイ・ダニエル・ユウジ主将は「難しいゲームになることが分かっていた上で、しっかりゲームをコントロールすることができた。失点はほとんどが個人のミスだったので、幸いそれは改善ができること。失点シーンは少し集中が欠けたかもしれないが、他の部分では全員がしっかり集中できたゲームだと思う。色々なことを乗り越えていいゲームができた」と試合を振り返る。「名古屋のようなクオリティの高いチームを相手にするときは、何をするか、何をしてはいけないのかをはっきりしないと、負ける確率が高くなってしまう。もしかしたら、しながわはいつも自分たちのプレーをしていると思われているかもしれないが、そういうわけではなく、相手に合わせないといけない部分を全員で共有して、理解して挑まないと勝てるゲームも勝てない。よく会見の場で『メンタルコントロール』と口にするが、それは感情だけではなく、うまくいっていない時にブロックする気持ちが出て、やるべきことをやれなくなってしまう瞬間を変えていくことも含まれている。特に今週はそういった準備がきちんと出た」と勝因を語った。

取材・文=SHOKO

By サッカーキング編集部

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