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ボアルース長野がFリーグ1部残留決定、2戦合計逆転で掴み取る

逆転勝利で残留を決めた長野 ©F.LEAGUE

 3月4日から5日にかけ、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でFリーグ2021-2022 ディビジョン1、2入替戦「ボアルース長野vsしながわシティ」が行われた。

 入替戦は、ディビジョン1(F1)最下位の長野と、ディビジョン2(F2)優勝のしながわが2戦合計の勝利数で昇降格を争う。初日の第1戦では、しながわが序盤から積極的に攻撃を仕掛けるが、11分にFP米村尚也の左CKに合わせたFP松原祥太のゴールで長野が先制。一度はしながわGK柿原聡一朗にブロックされるも、跳ね返ったボールを自ら押し込む見事なゴールだった。第1ピリオドを1-0と長野リードで折り返すと、1点ビハインドのしながわが攻勢を強める。34分にはFPサカイ・ダニエル・ユウジのCKからFP白方秀和がダイレクトボレーを決め、試合終盤にはFP中村友亮のCKにFP佐藤建也が合わせ逆転に成功。しながわが2-1で第1戦を制した。この結果により、長野は第2戦で勝利することが残留への絶対条件。しながわは引き分け以上で昇格が決定することになった。

 第2戦は決戦と呼ぶにふさわしい激闘を繰り広げる。両者ともに連戦の影響を感じさせない試合の入りを見せると、積極的に攻撃を仕掛けるしながわに対し、長野も集中した守備で応戦する。GK山口友輔が好セーブを見せる長野だったが、第1ピリオド終盤にしながわが一気に試合を動かした。18分にFP菅谷知寿のCKからFP野村啓介が先制点を奪うと、そのわずか44秒後には佐藤が奪ったボールをFPボラがゴール前に持ち込みGKとの1対1を制した。

1戦目で勝利したしながわ ©F.LEAGUE

 第1ピリオドを0-2で折り返し後がない長野は、第2 ピリオドのスタートからFP上林快人をGKに置くパワープレーで全員攻撃に転じる。この流れから上林が放った強烈なシュートはクロスバーに嫌われるが、この攻撃に手応えを得た長野はパワープレーを続行し、ゴールを狙う。29分にFP田口友也との連係から上林がゴール左隅にシュートを突き刺し1点差に迫ると、34分には米村のアシストから田口が同点弾を叩き込む。残留に向け、最低でもあと1点を取らなくてはならい長野は36分、右サイドから上林が放ったシュートパスに今季限りでの引退を表明しているFP青山竜也がファーで詰め、逆転に成功。残り5分弱で追いつけば昇格が決まるしながわは、佐藤建也をGKに置きパワープレーを仕掛けるが、惜しいシーンを作りながらも決めきることができずにタイムアップ。長野が3-2で逆転勝利を収めた。両者の2戦合計での勝利数、得失点差は並んだが、F1のアドバンテージがある長野が残留を勝ち取った。

 残留を決めた長野の柄沢健監督は、「初日は勝っていて負け、今日は第1ピリオドで2点を取られて正直『何をやっているんだろう。馬鹿野郎』と思ったが、最後の最後にボアルースらしく、集団で群れになって泥臭く戦うことができた。選手たちに『本当によく頑張った』と伝えたい」と2日間の激戦を振り返った。決勝点を決めた長野の青山は松葉杖をついて会見場に現れ、「『今日が引退試合になってもいい』という覚悟で臨んだ」と入替戦に懸ける思いを語った。自身のゴールを「持っていた」と笑いながら振り返り、「フットサルをやってきてよかった」と笑顔を見せた。

ピッチに倒れ込んだしながわの白方 ©F.LEAGUE

 敗れたしながわの岡山孝介監督は、選手たちを「練習態度も、仲間を助けようとする姿勢も、本当に素晴らしい」と称え、「勝たせてあげられず申し訳ない気持ちでいっぱいです」と肩を落とした。試合が終了した瞬間、ピッチに倒れ込み、しばらく立ち上がることができないほどの落胆ぶりを見せたしながわのキャプテン・白方は、「言葉が見つからない」と涙を流し、しゃくりあげて声を震わせた。「僕がもう1点でも決めていれば、チームを救うことができたのに、本当にみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と言葉を絞り出した。

 入替戦を以て、2021-2022シーズンのFリーグ公式戦はすべて終了。3月12日から2週にわたり、JFA第27回全日本フットサル選手権大会が開催される。

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