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EXILE CUP 2018関西大会2が開催…ディアブロッサ高田FCが見事に初出場・初優勝!

2018.09.19

初優勝を果たしたディアブロッサ高田FC

 9月8日、9年目となるフットサル大会「EXILE CUP 2018」の関西大会2が、和歌山県・橋本市運動公園で開催され、ディアブロッサ高田FCが初優勝を果たした。

 株式会社LDH JAPANが主催し、小学校4年生から6年生が対象の大会で、関西大会は2回に分けて行われ、その2会場目。7月に開催予定だったが、台風の影響でこの日に順延されていた。全48チームを4チームずつの12ブロックに分け、総当たりの予選リーグ、そして各ブロック1位12チームと各ブロック2位のうち成績上位4チームの計16チームが、決勝トーナメントへと進む。9月23日に行われる決勝大会(愛媛県今治市)への出場権が得られる優勝を目指した選手たちの熱いプレーにスタンドからは大きな声援が送られた。

 雨が降ったりやんだりのあいにくの天候だったが、応援に駆けつけたDEEPのYUICHIROさん、RYOさん、DreamのShizukaさん、Ayaさん、Happinessの川本璃さんが選手たちを熱く激励した。そして、昨年の決勝大会で優勝し、連覇を狙う大阪セントラルFC(大阪)の主将・西出隼(にしで・はやと)君から大きな優勝カップが返還された。そして、ウォームアップを兼ねて、お馴染みの「Choo Choo TRAIN」のダンス指導や、EXILEのÜSAさん(スペシャルサポーター)考案の「EXダンス体操」を全員で行った。選手たちは少し恥ずかしそうだったが、なんとか曲についていこうと楽しそうに体を動かしていた。

 午前9時半、4コートで同時キックオフの予選リーグ(7分ハーフ)が始まった。ボールパーソンを務めた初芝橋本高サッカー部員の協力もあり試合進行はスムーズに進んだ。試合は接戦もあり、10点以上の大差がつくゲームもありだったが、大柄の子もちびっ子も最後までみんなドリブル、パスそしてシュートに日頃練習した技術を発揮しようと頑張った。

 注目チームは、決勝大会連覇を狙う大阪セントラルFCとドリブルをベースにしたスタイルで全国レベルの強豪として知られる初出場のディアブロッサ高田FC。ともに苦しむ試合もあったが決勝トーナメント行きを決めた。そして予選リーグ全72試合が終了。

 決勝トーナメントの16チームは大阪7、和歌山4、滋賀と奈良が各2、兵庫が1。抽選会で対戦相手も決まり、いよいよ一発勝負(決勝までは5分ハーフ)が始まった。優勝までは4勝が必要となる。 

 エースを周りが上手く活かして勝つチームもあれば、交代選手も含めて全員で攻守に激しく動き回るチームもあり、16チームのバリエーションは興味深かった。試合内容も8試合中2試合がPK戦での決着となったほど熱戦が続いた。

 ベスト8の顔ぶれは、大阪府からTSA、MESSE大阪U-12、大阪セントラルFC、奈良県からディアブロッサ高田FCと郡山フットボールクラブ、和歌山県から串本JFCと四箇郷少年サッカークラブ、兵庫県から西宮サッカースクール。どれも攻守にミスの少ないチームで、最後まで息の抜けない準々決勝の結果、ディアブロッサ高田FC、串本JFC、郡山フットボールクラブ、大阪セントラルFCがベスト4となった。

 準決勝ではディアブロッサ高田FCが串本JFCに5-0と圧勝し決勝進出を決め、もう1試合は激しい点の取り合いとなった。郡山フットボールクラブは大阪セントラルFCに先制されたが、すぐに塚原啓太君が同点とすると、能地輝歩(のうじ・あきほ)君が次々と加点する大活躍で勝利に導いた。大阪セントラルFCは2-4で敗戦、連覇の夢は消えた。

 決勝戦(7分ハーフ)は雨もやんで晴れ間ものぞく中、ディアブロッサ高田FCと郡山フットボールクラブが激突。このカードは先のバーモントカップ奈良県予選決勝の再現(高田8-2郡山)でもあった。試合は予想通り、思いきりよくシュートを打ち合う試合となった。

 開始早々からディアブロッサ高田FCが主導権を握ると岩本悠庵(ゆあん)君の活躍で3分ほどで3-0とリードする。郡山フットボールクラブの塚原君、能地君のコンビで反撃され1点を失うが、すぐさま武藤亮真(りょうま)君が追加点を決めて相手を突き放す。それでも郡山フットボールクラブは能地君のゴールで2点差と追いすがるが、後半ディアブロッサ高田FCは2点を効率よく追加し、守備陣の頑張りで無失点。6-2で初出場、初優勝を果たした。

 点差こそ開いたものの、郡山フットボールクラブのコーチは「バーモントカップよりもいい内容だったし、最後までしっかり戦っていた選手たちの頑張りに感動した」と話す好ゲーム。ディアブロッサ高田FC・川上弘仁監督は「日頃フットサルはやっていないし、体育館ではないのでミニサッカーと考えてウチのスタイルでやりました。ゲームが短時間なので勢いに乗っていかないと難しい部分もありましたね。実は本来のGK(ゴレイロ)が骨折してFPで回していました。決勝大会ですか? 優勝したらヨーロッパですね。みんなで行ってみたいです(笑)」と終始笑顔だった。

文=貞永晃二 写真=吉田孝光

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