2017.06.09

Fリーグ2017/2018が6月10日、11日に代々木で開幕!

スポーツライター

 Fリーグがスタートしてから優勝を続けていた名古屋オーシャンズの前に立ちはだかり、シュライカー大阪が初優勝を飾った昨シーズン。名古屋の連続V記録は9でストップし、Fリーグは新たな時代に突入した。6/10(土)-11(日)に代々木第一体育館で開幕を迎えるDUARIG Fリーグ2017/2018。名古屋、大阪、すみだのキープレイヤーにFリーグ開幕に向けた思いを聞いた。

■常に成長していける選手に
 2007年にスタートしたFリーグの歴史を文字通り作ってきた日本で唯一のプロチーム「名古屋オーシャンズ」は、昨シーズン、初めてリーグ戦のタイトルを失った。名古屋に代わり、F王者に就いたのは、シーズン最多得点を更新する186得点という圧倒的な攻撃力を誇ったシュライカー大阪。16連勝を含む23戦無敗と、勝負強さも際立った。

 昨シーズン、大阪でキャプテンを務めた佐藤亮選手は、「今年は昨年より苦労するだろうな、と思います。(5/18-21に行われた)オーシャンカップでも、大阪を分析し、対策をされているということは感じました。昨年まであった『名古屋に負けたくない』という気持ちで戦ってきた10チームの気持ちが、今度は大阪に向けられる」と語る。

 今シーズン、チームの新陳代謝を図るためキャプテンを外れた佐藤選手。「キャプテンとしてやりきった感じはありますし、今年はより自分に集中できるシーズンになります。昨シーズンは優勝こそしましたが、自分自身のプレー時間は限られたものになりました。同じポジションにいるアルトゥールは、フィクソ(サッカーではDFにあたる)ながら点が取れる選手。同じプレーはできませんが、前に絡んでいく意識を持ち、僕自身の持ち味である機動力や献身性で、プレーを向上させ、チームに貢献したいですね。ベテランと呼ばれる年代ではありますが、まだまだ成長していきたいと思っています」

■カップ戦の優勝を自信に繋げ、開幕戦を迎える
 名古屋オーシャンズの星龍太選手は、リーグ最小失点での貢献度を評価され、メディアの選ぶ「フットサル大賞2016-2017」でベスト5に選ばれた。「個人的には嬉しかったですけど、前線の選手の頑張りやゴレイロのカバーがあってのもの。チームとしては3位に終わったので、今シーズンは守備の面では昨年以上のものを目指し、それに攻撃力をプラスしていく形になります」

「オーシャンカップでは優勝と、いいスタートを切れました。チームの雰囲気もゴールまでの形も良かったので、シーズンが始まり、連携が深まるにつれて、チームとしても個人としても、もっとできるんじゃないかなと感じています」

 昨年はAFCで優勝できたことが逆に過信や慢心に繋がってしまったところがあると話す星キャプテン。「オーシャンカップでできたこと、できなかったことをチームに浸透させることが重要で、カップ戦が終わってFリーグ開幕までの約3週間が大事になります。そういう意味では、プレマッチで負けたこと(6/4フウガドールすみだに2-4で敗退)も、修正点のチェックには良かったのかな、と思っています。今回の優勝は、やってきたことに自信を持てたということでも、チームにとってプラスになりますから、昨年のようにはならないように、若いチームをキャプテンとしてまとめていきたいと思います」

■魅力的な試合を
 オフシーズン、フットサル日本代表での欧州遠征に加え、U-20フットサル代表でのAFC U-20フットサル選手権があり、タイで戦ってきたフウガドールすみだの清水和也選手は、そのスケジュールの合間に、フットサルで世界最高峰の舞台として知られるスペインに渡った。

 オフがなかったですね、と笑う清水選手は、「10日間だけでしたが、シーズン中のスペインでチーム練習をしたり、ゲームを観たり。また、サッカー文化が根付いていることを街で感じるなど、全てがプラスになりました。今の自分に足りないものや差を感じられるいい機会にもなりました」と充実の時間を語る。

 昨シーズン、スタートダッシュに成功したものの、後半に失速。リーグ戦4位、プレーオフで5位に終わったすみだだが、「昨年開幕戦でいい試合をしたことで、チームに勢いがつきました。チーム状況やメンタリティが追いついてこなかった難しい時期も、ひるむことなく戦えたのはチームの財産です。今シーズンはそれを踏まえ、自分たちと向き合って、見に来てくれるお客さんにとって魅了的な試合を行いたいですね。僕自身の長所であるシュートやゴールに迫る動きに注目してもらえたらと思います」

■会場で味わうべき試合を代々木で
 リーグがスタートした2007年より取材を続ける本田好伸氏は、11年目のFリーグをこう語る。「王座奪還を狙う名古屋オーシャンズは相当な強さです。すでにブラジル代表選手2人(ペピータ選手は、オーシャンカップでの怪我で一時帰国)と、日本最高レベルの西谷良介選手が加入しました。昨シーズン、星龍太選手を中心にリーグ最少失点を記録しましたが、その守備力に攻撃力が上積みされますから、優勝に値するだけの戦力であることは間違いありません」

 名古屋の対抗として、本田氏が挙げたのが昨シーズン2冠のシュライカー大阪。「相井忍選手や芝野創太選手といった得点力のある日本人選手を補強しましたし、アルトゥール、ヴィニシウス、チアゴ選手のブラジルトリオを筆頭に、昨年並の得点力を維持できれば、今年も優勝候補筆頭です。それと、小曽戸允哉選手や佐藤亮選手など日本人選手のピッチ内外の姿勢もチーム力に大きく影響するので、注目していきたいところです」

「今シーズンも、名古屋と大阪がけん引しますが、正直、リーグ戦はこれまで以上に面白くなると思います。選手の技術や戦術、それらが合わさった試合の質、展開の面白さなどが増していて、“会場で味わうべき試合”がたくさんあります。プレーオフも含め、間違いなく熱いゲームが増えますから、ぜひ会場でフットサルの魅力を体感してもらいたい」と語る。Fリーグ2017/2018は、聖地・代々木第一体育館のセントラル開催で開幕。6/10-11の6試合を皮切りに、白熱のシーズンが始まる。

文=森本茂樹

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