今大会7点目を奪ったアンデルソン・ロペス [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・ラウンド16ファーストレグが4日に行われ、横浜F・マリノスは敵地で上海海港(中国)と対戦した。
昨シーズン、アジアの頂点を目前にして涙を飲んだトリコロールの戦士たちが、雪辱を晴らすべく決勝トーナメントの舞台に臨む。横浜FMは今季のACLEにおいて、リーグステージでは6勝1敗の成績で勝ち点「18」を獲得。山東泰山(中国)の大会棄権によって消化試合数にバラつきが生じており、横浜FMも同クラブとの対戦で獲得した勝ち点「1」が削られたが、最終的には首位で決勝トーナメント進出を果たした。
新フォーマットの導入により、準々決勝以降はサウジアラビアでの一斉開催となるため、東西地区に分かれて争われるステージはラウンド16が最後。そんな一戦で相まみえるのは、2023シーズンまで横浜FMを率いたケヴィン・マスカット監督が率いる上海海港だ。同クラブはリーグステージで8試合を消化し、2勝2分4敗の勝ち点「8」でギリギリの8位通過を果たしていた。
両者は2月19日に行われたリーグステージの最終節でも対戦しており、当時はアウェイチームの横浜FMが2-0で勝利。来週に控えたセカンドレグも含めると、ACLEで3連戦となる。そんな一戦に向けて、横浜FMを率いるスティーブ・ホーランド監督は、ジェイソン・キニョーネス、植中朝日、アンデルソン・ロペスらをスターティングメンバーとして送り出した。
試合の立ち上がり、上海海港としては痛すぎるアクシデントが発生。フー・フアンが負傷のためプレー続行不可能となり、開始10分で思わぬ交代カードを1枚切らされる。さらに13分にはヤン・シーユエンが植中との接触で右足首を痛めるが、なんとかプレーを再開。上海海港は最悪の事態を免れる。
試合の様相は横浜FMがボールを保持し、敵陣へ相手を押し込む展開。奪われた後のボールも即時奪回し、2次攻撃に繋げるシーンも作れてはいるが、上海海港は基本的にロングカウンターを狙っており、せめぎ合いが続く。
このような構図のなか、30分に均衡が破れた。横浜FMは右サイドから攻撃へ転じ、ドリブルで持ち運んだ松原健が、ヤン・マテウスとのパス交換から深い位置まで侵入。右ポケットへ抜け出した植中の動きを見逃さず、パスが届けられると、相手の前に入って粘った植中がマイナスへ折り返す。ここは通らなかったものの、セカンドボールはファーサイドで待っていたアンデルソン・ロペスの元へ。ヘディングシュートでゴールネットを揺らし、“エース”の今大会7点目で、横浜FMが先制に成功した
直後の36分には上海海港が反撃へ。敵陣へ流れたボールをレオナルドが回収し、ボックス内へ斜めのパスをつけると、ここはジェイソン・キニョーネスがカットしたものの、こぼれ球にグスタボが反応。右足を振り抜いたが、シュートは枠の外へ。
横浜FMの1点リードで後半へ折り返してからも、試合の構図は大きくは変わらず、横浜FMが主導権を握る。ボックス幅でブロックを組む上海海港の守備陣を攻略しきれない時間が続いたが、59分にはハイプレスからビッグチャンスを構築。敵陣左サイドでアンデルソン・ロペスが相手の浮き球パスを引っ掛けると、セカンドボールに反応した遠野大弥はダイレクトで中央へ繋ぐ。ボールキープで時間を作った植中が右へ渡すと、走り込んできたヤン・マテウスが得意の左足を振り抜いたが、ここは仕留められない。
続く70分には敵陣左サイド高い位置まで連動してボールを奪いに行ったものの、レオナルドに対して寄せていた永戸勝也が入れ替わられ、局面を打開されてしまう。大きく展開され、最後はリー・シュアイにフリーでミドルシュートを放たれるが、ここはポストに救われた。
終盤は上海海港にボールを持たれる時間も増え、シンプルなクロスボールで嫌な場面も作られたものの、最後の局面で仕事をさせることはない。攻めては76分からピッチに立った天野純がチャンスを演出し、エウベル、アンデルソン・ロペス、永戸らに好機が到来したものの、待望の追加点は奪えない。
最終的には横浜FMが1点リードを守り切り、きっちりとクリーンシートでシャットアウト。横浜FMが敵地で開催のファーストレグを勝利したことで、上海海港戦で2連勝を達成し、準々決勝進出に向けて弾みをつけた。
セカンドレグは1週間後の11日、横浜FMの本拠地『横浜国際総合競技場』にて行われる。
【得点者】
0-1 30分 アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)
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