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浦和がアル・ヒラル下し3度目のACL制覇! 猛攻耐え抜き2019年のリベンジ達成

2023.05.06

浦和がアル・ヒラルを破って3度目のACL制覇! [写真]=金田慎平

 2022シーズンのAFCチャンピオンズリーグ決勝・第2戦が6日に行われ、浦和レッズアル・ヒラル(サウジアラビア)が対戦した。

 4月29日にリヤドで行われた第1戦はアル・ヒラルが序盤に先制したものの、浦和が53分に追いつき1-1のドローで決着。貴重なアウェイゴールを『埼玉スタジアム2002』に持ち帰った浦和のマチェイ・スコルジャ監督は、1戦目と同じスターティングメンバーを採用。同点弾を挙げた興梠慎三らが先発に名を連ねた。

 序盤は絶対に得点が必要なアル・ヒラルが押し込む展開となり、浦和は守勢が続く。GK西川周作の好セーブもあって苦しい時間帯を耐え抜くと、前半途中にビッグチャンスが訪れる。30分、右サイドを崩し、酒井宏樹がゴール前に高速のクロスを供給。中央で待っていた興梠は高く跳んで右足アウトサイドで合わせたが、惜しくもクロスバーに阻まれた。

 その後もアル・ヒラルがボールを握り、浦和は自陣でブロックを敷いて我慢の時間が続く。何度か危険な場面を迎えたものの、無失点で耐え抜き、スコアレスで折り返す。

 試合の均衡が破れたのは後半開始早々の49分、浦和が先制に成功する。敵陣中央でフリーキックを獲得し、キッカーの岩尾憲はペナルティエリア左に向けて浮き球を送る。マリウス・ホイブラーテンが頭で合わせて中央で折り返すと、ボールはアンドレ・カリージョの足に当たってゴールへ吸い込まれた。

 浦和はアル・ヒラルの反撃をしのぎつつ、リードを広げる機会をうかがう。74分、ハーフウェーライン付近でのボール奪取からカウンターに転じ、ホセ・カンテは右へと展開。受けた大久保智明はペナルティエリア右から左足でゴールを狙うが、シュートは枠をとらえられない。さらに76分、伊藤敦樹がペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放ったものの、無回転の一撃は惜しくも枠を外れた。

 最後までアル・ヒラルの猛攻は続いたが、再三にわたり西川がファインセーブを連発。守備陣も最後まで集中を切らさず、浦和は合計スコア2-1で勝利。アル・ヒラルを相手に2019年決勝の雪辱を果たし、2007年、2017年に続く3度目となるACL制覇を成し遂げた。なお、浦和はACL制覇により、2022シーズンのJ1リーグで3位だったサンフレッチェ広島に代わり、2023-24シーズンのACLプレーオフに出場する。

【スコア】
浦和レッズ 1-0(合計スコア:2-1) アル・ヒラル

【得点者】
1-0 49分 オウンゴール(浦和)

【スターティングメンバー】
浦和(4-2-3-1)
西川周作;酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、明本考浩;伊藤敦樹(86分 柴戸海)、岩尾憲;大久保智明、小泉佳穂(72分 安居海渡)、関根貴大(86分 荻原拓也);興梠慎三(72分 ホセ・カンテ)

By サッカーキング編集部

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