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3度目のアジア王者へ、6万人のサポーターとともに 浦和FW興梠「背負って戦う」

2023.05.05

前日会見に臨んだスコルジャ監督と興梠

 AFCチャンピオンズリーグ決勝セカンドレグを6日に控え、会場となる埼玉スタジアム2002で前日会見が実施。浦和レッズマチェイ・スコルジャ監督とFW興梠慎三が出席した。

 アル・ヒラル(サウジアラビア/リヤド)のホームで行われたファーストレグでは、先制を許しながらも興梠のゴールで1-1のドローで終え、貴重なアウェイゴールと“勝ち点1”を持ち帰った浦和。アドバンテージを持って臨むセカンドレグとなるが、スコルジャ監督は「何が起こってもおかしくありません。リヤドと同じ結果であれば延長・PK戦になりますが、我々の目標はこの試合に勝つことです。もちろん厳しい試合になると思っています。リヤドでの結果は悪くはなかったと思いますが、私たちは謙虚に1週間しっかり準備してきました。落ち着いて、集中してできたと思います」と、油断なく試合に臨むことを強調した。

 浦和とアル・ヒラルはこれまでにACLの決勝で2度対戦。2017年は浦和、2019年はアル・ヒラルが優勝している。そのすべてに出場している興梠は、「正直強いです。個の能力が高く、僕自身リスペクトしているチーム」と相手を表しつつ、「だからといって恐れる気持ちはない」と断言。「もちろんセカンドレグでは多少のアドバンテージがありますけど、僕たちは0-0で終えようと誰一人思っていないので。そう簡単に勝てる相手ではないと思いますが、僕たちは勝ちにいきたい」と、0-0の引き分けで優勝とはなるが、あくまでも勝ちに行くと話す。

 アル・ヒラルはサレム・アル・ドサリがファーストレグで退場となり、セカンドレグは出場停止。主将のサルマーン・アルファラジュも負傷中と報じられているが、スコルジャ監督は、「(相手の戦い方の変更は)想定しているし、準備している」「システムなどを柔軟に変えるチーム」と、分析・準備に抜かりなしとし、「チームワークが大切になります。しっかりと協力し、戦術を実行すること、きっちりと仕事をすることが重要であり、ファーストレグの結果はあまり考えない方がいい」と続けた。

 埼玉スタジアム2002には約6万人の浦和サポーターが詰めかけることが想定される。興梠は「(押し込まれた時間の多かった)ファーストレグとは違う試合を明日は見せられると思います。期待してほしい」と語り、「アウェイの地もたくさんのサポーターが来てくれました。今回も6万人近くが来てくれると聞いています。2019年に決勝で負け、僕自身もすごく悔しかったですし、それ以上にサポーターの皆さんも悔しい思いをしているので、今回6万人のサポーターの気持ちを背負って戦いたいと思います」と、浦和に3度目のアジア王者のタイトルをもたらす覚悟を示している。

By サッカーキング編集部

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