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【ACLグループF展望|ベトテルFC】成長著しいVリーグ王者がクラブ史上初のACLに臨む

グループリーグ突破への絶対条件とは?

■試合日程(日本時間)
6月26日(土) 23:00 対 蔚山現代FC
6月29日(火) 23:00 対 カヤFC
7月2日(金) 23:00 対 BGパトゥム・ユナイテッド
7月5日(月) 23:00 対 BGパトゥム・ユナイテッド
7月8日(木) 23:00 対 蔚山現代FC
7月11日(日) 19:00 対 カヤFC

 首都ハノイを拠点とするベトテルFCは2019年の1部昇格以降、代表クラスを次々補強し、昇格2年目の2020年にVリーグを制してクラブ史上初のACL出場権を獲得。前身である「テーコンFC」は軍所有のクラブで、今も軍隊系通信グループがオーナーを務めている。もともと優秀な下部組織を有し、更に潤沢な資金力もあることからリーグ屈指の選手層を誇る。リーグ連覇を狙う今シーズンは第12節を終えた時点で2位と好位置につけている。

 ベトテルは攻守のバランスが取れたチームだが、昨シーズンはリーグ最少失点タイ(16失点)の堅守が際立った。堅守を支えるのは、躍進著しいベトナム代表で主将を務めるクエ・ゴック・ハイと生え抜きのブイ・ティエン・ズンの両CB。そして、昨シーズンのクリーンシート数でASEANトップタイ(10試合)を記録した守護神チャン・グエン・マインだ。

 助っ人勢を見てみると、外国籍4人のうち3人がブラジル人。いずれも技術とフィジカルに秀でたアタッカーで、このうち元U-17ブラジル代表ペドロは昨シーズンのVリーグ得点王。中盤にはアジア枠で元ウズベキスタン代表ジャホンギル・アブドゥムミノフを獲得し、ますます選手層が厚くなった。

 ベトテルがACLグループリーグで対戦するのは、BGパトゥム・ユナイテッド(タイ)、蔚山現代(韓国)、カヤFC(フィリピン)。

 対戦相手のうち、最も実力的に近いであろう相手はパトゥム・ユナイテッドだ。2部から昇格後、すぐに1部優勝を飾るなど境遇も似ている部分がある。ベトナムとタイは東南アジアにおけるライバルであり、代表チームの成績では近年ベトナムがタイを凌駕しているが、リーグの格で言うと、タイリーグの方が国際的評価もリーグとしての規模もVリーグを上回っている。それはACLの出場枠からも明らかで、タイが「2+2(ストレートイン2チーム+予選出場2チーム)」を得ているのに対し、ベトナムはストレートイン「1」しか与えられていない。ベトテルがグループリーグ突破をするためには、まず近隣国タイ王者のパトゥム・ユナイテッドに勝ち越すことが絶対条件となりそうだ。

【KEY PLAYER】MF 28 グエン・ホアン・ドゥック

 ACL初参戦のベトテルはアジアの列強相手に苦戦が予想されるが、少ないチャンスの中でもゴールを狙いに行かなければ、グループリーグ突破は見えてこない。そこで期待したいのが23歳の若手成長株グエン・ホアン・ドゥックだ。年代別代表で主力として活躍し、既にA代表でも定位置を獲得。183cmと大柄で、縦への力強いドリブルと左脚の鋭いミドルシュートで攻撃陣をけん引。W杯アジア2次予選でも印象的なプレーを見せて調子の良さを印象付け、ベトナム代表のW杯最終予選進出に大きく貢献した。

文=宇佐美淳

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