2016.05.04

埼スタ訪問の武藤敬司氏、お目当ての武藤雄樹はベンチ外も乱闘寸前の騒動に「血が騒ぎました」

武藤雄樹
出迎えた武藤雄樹(右)を見た武藤敬司氏(左)は「出ないの!?」と第一声を上げた
学生時代から全国のスタジアムへ通い続けてきた経験と人脈を生かして、Jリーグを取り巻くピッチ内外のネタを探り続ける。

 “ダブル武藤”の交流が注目を集めているプロレスラー武藤敬司氏と浦和レッズMF武藤雄樹。4月7日に武藤雄樹が『WRESTLE-1』の後楽園ホール大会で花束贈呈のセレモニーを行ったお返しに、今度は武藤敬司氏が5月3日、浦和対浦項スティーラーズ(韓国)のAFCチャンピオンズリーグを観戦に埼玉スタジアムへ足を運んだ。

「サッカーは初観戦なので楽しみにしていた」という武藤敬司氏だったが、浦和が同大会ですでに決勝トーナメント進出を決めていたことに加え、連戦で疲労の溜まった選手に休養を与えたいというミハイロ・ペトロヴィッチ監督の意向もあって、残念ながら武藤雄樹はこの試合でベンチ外に。スタジアムで武藤敬司氏の会場入りを出迎えた武藤雄樹は、「すみません、チーム事情でメンバーから外れてしまいました。試合に出て、ゴールを決めて、武藤さんの前で“LOVEポーズ”をするところまでしっかりイメージできていたんですけど、さすがにミシャさん(ペトロヴィッチ監督)には『武藤さんが埼スタに来てくれるから試合に出たい!』ってお願いはできなかったです〜」と苦笑い。報告を受けた武藤敬司氏も「マジで! それは残念……」と複雑そうな表情を浮かべていた。

 試合出場が見送られてしまったことで、奇しくもキックオフ前のお出迎えが可能になった武藤雄樹。前回、後楽園ホールで『武藤ベア』Tシャツを贈られたお返しに、クラブに一枚だけ残っていたというXXXLサイズのユニフォームに『9 MUTO』とマーキングして、応援マフラーとともに武藤敬司氏にプレゼントした。

武藤雄樹

武藤敬司氏(左)の試合を観戦した武藤雄樹(右)。リングの上でLOVEポーズを披露した [写真]=足立雅史

 試合は相手の味方同士の接触がPKとされる不可解な判定もあって先制を許した浦和だったが、終盤に猛攻を仕掛けてこちらもPKを獲得。これをズラタンがねじ込んで1-1の引き分けに持ち込んだ。

 事件が起こったのはここから。試合直後の整列前に浦項の選手がピッチ上にテーピングのゴミを捨てたことを浦和GK西川周作らが指摘。浦項側はキャプテンのキム・グアンソクらが一度は拾い上げながら、挑発的な態度で再び投げ捨てたことで両軍入り乱れる混乱状態に陥った。先陣を切って相手選手の中に乗り込んでいった西川は「子供たちも見ているし、人としてやってはいけないこと。いい選手ほど、ああいうことはやらない。僕たちのグラウンドでは許されない。ちゃんとゴミは持って帰るっていう基本を教えてあげようかなと。怒ったように見えたかもしれないですけど、すごく冷静でしたよ」と笑っていたが、一時は一触即発の雰囲気が漂った。

西川周作

テーピングを投げ捨てたことを指摘する西川(右)。一触即発の雰囲気が漂った [写真]=兼子愼一郎

 この事態をスタンドから目にしていた武藤敬司氏。試合に関しては「引き分けで残念だったですけど、スタジアムには熱があってすごかった。同じスポーツ界の人間として勉強になりましたよ。ケータリングも素晴らしかったし、試合前からワインを飲み過ぎて出来上がっちゃったりして」と感想を口にしつつ、「最後は乱闘寸前になっていたんで、そこは血が騒ぎました」と持ち前の“ファイター魂”に火がついた様子だった。

文=青山知雄

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