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浦和が日本勢1番乗り! シドニーとドローもACL決勝T進出…同組・広州恒大は敗退

2016.04.20

敵地でのシドニーFC戦で無失点に貢献した槙野智章(右) [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第5節が行われ、シドニーFCと浦和レッズが対戦した。

 グループHの首位シドニーFCと2位につける浦和の一戦。19日に行われた同組の第5節浦項スティーラーズ対広州恒大で、アウェーの広州恒大が2-0と勝利したため、シドニーFCは2試合を残して決勝トーナメント進出を決めている。一方の浦和は、残り2試合で勝ち点1を積み上げればグループステージ突破が決まる条件となっており、この試合で引き分け以上なら1試合を残して決勝トーナメントへ進むことができる。

 浦和は16日に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第7節ベガルタ仙台戦からスタメンを3名入れ替え、FWズラタン、MF梅崎司、DF那須大亮が名を連ねている。DF森脇良太は累積警告で出場停止処分を受けており、帯同していない。

 開始早々にチャンスを迎えたのは浦和。6分、中央でボールを持った柏木がエリア外右の武藤雄樹に縦パスを入れる。上手くコントロールすると、エリア内中央にドリブルで切れ込んで左足でシュートを放ったが、枠を捉えることができなかった。

 さらにペースを握った浦和は9分、左サイドから武藤が左足でクロス。相手DFのクリアミスをエリア内で拾ったズラタンが、李忠成にパスを送る。左足を振りぬいたが、相手DF にブロックされてわずかにゴール右に逸れた。

 対するシドニーFCは15分、敵陣中央で得たFKをゴール前に放り込むと、エリア内右でマテュー・ユルマンが頭で中央に折り返す。セバスティアン・ライアルが右足でシュートを放ったが、ゴール上に外れた。

 36分にはシドニーFCに決定機。カウンターからクリス・ナウモフが右サイドを突破する。ドリブルでエリア外中央に運び、左足で強烈なシュートを放ったが、惜しくもゴール右に逸れた。前半は浦和がボールを支配する時間帯が続いたが、スコアレスで折り返す。

 後半に入って50分、セットプレーからシドニーFCがチャンスを作り出す。エリア付近左で獲得したFKをブランドン・オニールが右足で低いクロス。エリア内中央でライアルが左足で合わせたが、相手DFにブロックされてしまう。

 後半ペースを握られた浦和にアクシデント。58分、ズラタンが右足首をひねってしまい、興梠慎三との途中交代を余儀なくされた。70分には武藤に代えて青木拓矢を投入した。すると78分に決定機を迎える。左サイドからエリア内に抜け出した柏木陽介にスルーパス。ヒールで落とすとフリーになっていた興梠が右足で狙ったが、GKヴェドラン・ヤニェトヴィッチの好セーブに阻まれる。

 終盤はお互いになかなかシュートまで持ち込めず、このままスコアレスで試合終了。浦和は勝ち点を8に伸ばし、2008年以来8年ぶりの同大会グループステージ突破を決めた。一方で、同組の前回王者・広州恒大は3位以下が決定し、グループステージ敗退となった。

 5月4日に行われるACLグループステージ第6節で、シドニーFCはアウェーで広州恒大と、浦和はホームで浦項スティーラーズと対戦する。

【スコア】
シドニーFC 0-0 浦和レッズ

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