広州恒大戦でシュートを放つ中村俊輔 [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節が22日に行われ、グループGでは中国の広州恒大と横浜F・マリノスが対戦した。
勝利以外はグループ突破が不可能な横浜FMだが、ホームの前回王者広州恒大相手にチャンスを作られると11分、ガオ・リンからの右クロスを中央のエウケソンにヘディングで合わされて失点。早くもビハインドとなる。
25分に横浜FMはドゥトラが左サイドからミドルシュートで狙うが、ゴール左上へ向かったボールはGKゾン・チョンがパンチングで防いだ。すると迎えた38分、広州恒大はムリキのスルーパスをペナルティエリア内で受けたエウケソンが飛び出したGK榎本哲也を越えるシュートを冷静に決め、追加点。前半は広州恒大が2点のリードで折り返す。
3点が必要となった横浜FMはハーフタイムに兵藤慎剛を下げ、藤田祥史を投入する。敵陣でプレーする時間が増えた横浜FMだが、60分にカウンターからガオ・リンに抜け出され、GKと1対1のピンチとなるが、シュートは枠を外れて事なきを得る。直後にも同じくカウンターで抜け出したムリキがGK榎本を引き付け、エウケソンにラストパスを送るが、シュートはクロスバーを越えた。
終盤、敵陣で試合を進めるも決定機を作れない横浜FMだったが85分、齋藤学が右サイドからカットインすると、ミドルシュートをゴール右へ決め、1点を返す。しかし反撃はここまでで、広州恒大が2-1で勝利した。
2005年以来3回目のACL出場となった横浜FMだが、大会初のグループステージ突破とはならなかった。なお、グループGのもう1試合、全北現代とメルボルン・ビクトリーの一戦は0-0で終了。この結果、広州恒大がグループ1位、全北現代が2位で決勝トーナメント進出を決めている。
【スコア】
広州恒大 2-1 横浜FM