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「懸命に生きた祖父がいなければ僕はいなかった」元広島の茶島雄介さんがピースマッチで思いを語る

2026.08.21
「懸命に生きた祖父がいなければ僕はいなかった」元広島の茶島雄介さんがピースマッチで思いを語る

茶島雄介さん

 毎年8月7日、U-15年代の広島県選抜と長崎県選抜による親善試合「HiFA 平和祈念 Balcom BMW PEACE MATCH」が開催されている。2019年にスタートしたこの大会は、選手の育成とともにサッカーを通して平和の尊さを伝えていくことを目的に、広島県サッカー協会や広島市などが中心となって開催されている。

 試合前のセレモニーで、広島県サッカー協会の宗政潤一郎会長は、「この大会は被爆地である広島と長崎の中学生年代の試合を通して、平和の大切さを発信することが大きな目的です。明日の平和学習では、戦争や核兵器、原爆の愚かさを学び、なぜそうしたことが起きてしまったのかをしっかり学んでもらいたい」と語り、平和学習を合わせて行うことに本大会の意義があると選手たちに訴えた。

 試合後には会場となったBalcom BMW 広島総合グランドからほど近い広島県立観音高校書道部によるパフォーマンスがあり、今年5月に現役を引退した元サンフレッチェ広島の茶島雄介さんのトークセッションが行われた。茶島さんは、「僕の祖父も広島の大洲で被爆しました。怖くて山まで走って逃げたり、その後、住んでいた土地を取られて大変な思いもしたそうです」と明かした。

 当時、爆心地周辺では、火災によって家屋とともに権利書や戸籍が焼失したことや、所有者が亡くなったことで土地の境界や権利関係が不明確になり、不当に敷地が乗っ取られるといったトラブルも頻発していた。

 茶島さんは、「このスタジアムの中にも、先祖の方に同じような経験をされた方もおられるのではないかと思いますが、そうやって懸命に生きてくださった方々がいなければ、今の僕はここにいません。だからこそ、自分たちが平和を発信し、次の世代へ繋げていこうという気持ちでいます」と締めくくった。

By サッカーキング編集部

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