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ボールを触られないために!トラウムトレーニングセミナー開催

2016.12.21

 12月11日(日)にキャプテン翼スタジアム東京北にてトラウムトレーニングセミナーが開催された。今回の開催で9月から4ヶ月連続での開催となり、今回も現役プレーヤーや指導者の方々が参加し、「頭が変わればまだまだサッカーは上手くなる」ということをテーマに行われた。
講師を務めるのは、トラウムトレーニング総監督 内藤清志氏。筑波大学蹴球部で活躍後、風間八宏氏の下で同部トップチームのヘッドコーチを務める。4年間その指導を学び、風間監督退任後はトップチームの指揮を執った。2010年、トラウムトレーニング設立時より子ども達の指導に携わり、多くの支持者を得てきた。風間氏は内藤氏を「大切なことをしっかりと伝えることに長け、粘り強く選手達に接することができる指導者」と評する。今ではトラウムトレーニング総監督、TRAUM SV(ジュニアユースチーム)監督、つくば校ヘッドコーチを任されている。

「頭を変える」とは具体的にどのようなことなのだろうか。トラップ一つを例にとってみても、どこに・どうボールを止めると上手くいくのかという具体的な認識を持つことが、プレーの精度を高め上達を助けることに繋がると内藤氏は語る。

では、例えばトラップをする際にはどういうことを考えるのか。内藤氏は「自分の置き場所」に止めるという言葉を使って説明した。端的に言えば、「自分の置き場所」とは最も早く正確に次のプレーに移れる場所のことを指す。さらに、ドリブルもパスもボールを再び触り直すことなく実行できるポイントとだと付け加えた。ボールの置き場所は選手によってそれぞれ違っており、対面でのパス練習を行いながら自分の置き場所がどこなのか感じること、そしてその場所に一度でしっかりとボールを止めるということを繰り返し意識することが大事だと語る。

「相手にボールを触られないように」と何度も繰り返し伝えた内藤氏。ボールを自分の置き場所に止め、相手の動きに応じたプレーが出来れば相手にボールを触られにくくなる。そして、ボールを受ける側の動きにも着目し、相手の進行方向を意識しながら、相手からフリーになってボールを受ける練習が行われた。ボールを受ける際に早く動いてしまう選手が多いので、ボールを受けるタイミングを図る練習も行われた。

その後に行われた3対1のボール回しでは、トラップを行った後は必ずダイレクトでなければいけないといった条件が加えられた。相手をギリギリまで見て判断し、ボールを出すだけで終わるのではなく、その後にプレーに関わり続けることが大切など、内藤氏から常に具体的な声がかけられ続けた。

最後に行われたアンケートでは「スピードに対しての考え方が変わったこと。基本動作に対しての認識を考え直すことができた」や、「頭の中が変われば見えるものが変わる」などの回答があがった。

1月には小学生を対象とした「【トラップで世界が変わる!】親子で学ぼう!トラウムサッカー教室」が開催される。親子で学ぶことでご自宅でも継続してお子様の成長を促すことを目的としたサッカー教室となっている。是非この機会にお子様の「トラップ」に着目してみてはいかがだろうか。

【トラップで世界が変わる!】親子で学ぼう!トラウムサッカー教室 2017年1月15日開催

By サッカーキング編集部

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