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玉乃淳が設立した新メディアへの思い「辞めた後にも色々な道があることを示していきたい」

2016.05.26

 サッカー解説者の玉乃淳さんが24日PCサイトの『TAMAJUN Journal Football×Career』をオープンした。

 人に寿命があるように、スポーツ選手であれば、誰もが直面する“引退”の二文字。その後訪れる“セカンドキャリア”。同サイトでは、そんなスポーツ選手の過去のエピソード、さらに、引退後の人生に注目。「Football×Career」というテーマで3つの特集を展開している。

 このサイトをプロデュースした玉乃さんは、過去にアトレティコ・マドリードのユースチームに所属。現トップチームのエース、フェルナンド・トーレスはチームメイトだった。帰国後に東京ヴェルディ1969に入団し、2002年にJリーグデビューを果たした。しかし、激しいチーム内競争の末、2006年に戦力外通告を受けた。以降、徳島ヴォルティスへの移籍、Jリーグ合同トライアウトを経て、2009年に現役引退を表明している。

「僕自身が25歳で引退して、『何をしようか…?』って路頭に迷ったんです」と、当時を振り返った。「運良く解説者やメディアに出る仕事をやってきました。たまたま(週間サッカー)ダイジェストさんとご縁があって、『セカンドキャリアに幸あれ‼』という企画でインタビューをやらせていただきました」

 玉乃さんがセカンドキャリアに注目するきっかけとなったこの企画は、TAMAJUN Journalの企画としても紹介されている。第一弾では、サッカー日本代表として日韓W杯にも出場した、戸田和幸さんが登場。現役時代のエピソードや、引退後の仕事について赤裸々に語られている。

玉乃さんは現役引退後、サッカー解説者としてセカンドキャリアを歩み出した

 活字のインタビューに加え、動画を公開していることも、玉乃さんのこだわりの一つだ。「最初は文字だけも良いと思ったんですが、やっぱり“生の声”。現代のようにたくさんの情報が飛び交っている中で、インタビューした人たちの生の声を発信できるようなサイトになってほしいと思います」と文字だけでは伝わらない心境を動画で伝えたいと言う。

 他にも、「経営者に訊く」では、社会のリーダーである経営者を直撃。経営者は何を求めどこを目指しているのか?そして、アスリートやスポーツに対してどのような思いを抱いているのか?がテーマとなっている。初回は、元Jリーガーの薮崎真哉さんにインタビュー。薮崎さんは、24歳のとき、所属クラブから戦力外通告を受け引退。その後、飲食業界に就職するも思うよにいかずに辞職。このとき「サッカーがなくなったこと」の重みを痛感したという。それでも、薮崎さんは経営者として成功を収めた。若くして戦力外になりながら、どのように成功への道を歩んだのか?同サイトではその軌跡を紐解いている。

 また、同サイトの運営には大学生も参加。「たまじゅん部」という企画では、若者が自身が就きたい職や、憧れの人物にアプローチ。実際にインタビューを行いレポートする。セカンドキャリアをメインにしながらも、未来の社会人に経験の場を提供している。

 アスリートのほとんどは、引退後、現役時代より長いセカンドキャリアを送らなければならない。そんなアスリートたちが現役時代に全力でプレーし、引退後も輝くために、玉乃さんは“サポーター”として同サイトから情報を発信していきたいと言う。「今後色々なタイミングで人生の転機が訪れた人が『こういう生き方があるんだ!』、『この人の人生は自分に合いそうだな』って思えるような、一つのきっかけになればいいと思います」

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TAMAJUN Journal
HP:http://tamajun.net/
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