『Copa City』を試遊した佐藤寿人さん
6月17日(木)、新感覚のフットボールゲーム『Copa City』が発売される。発売に先駆け、メディア向けに先行試遊会が開催され、元日本代表FWの佐藤寿人さんも参加した。
『Copa City』は、従来あるプレイヤーが選手や監督になるものではなく、「試合を運営する側」にフォーカスした第三のフットボールゲーム。選手ではなく都市を操り、試合の舞台裏にある「メガイベントの物流やインフラ」に特化したゲームとなっている。
■佐藤さん「気づいたら日をまたぐ(笑)」

実際にプレイした佐藤さんは「試遊させてもらいましたが、あっという間に時間が過ぎてしまう。ちゃんと時計を見ないと、本当に気づいたら、日をまたぐっていうところがあるんじゃないかな(笑)」と没入感が凄いと感想を語っていた。
元々シミュレーションゲームが好きだという佐藤さん。今回は選手を操るのではなく、試合を運営する側の動きを体験できるものだが、「選手時代などは、例えば家族のセキュリティ、安全性。一般のメインスタンドのところに家族席があると、ファン・サポーターの方の視線が気になったりとか、棲み分けが難しくなり、クラブに話をしたことがある」と現役時代に感じたことを明かした。また、お客さんとしてJリーグを観戦した際には「ホームとアウェイの座席割りの違いっていうところに、少し驚かされた」と語り、「アウェイからすると、肩身の狭い思いなんだな」と、実体験として席割りの重要性など、ファン・サポーターの感覚もわかったという。
佐藤さんが長年プレーしたサンフレッチェ広島は、2024年にエディオンピースウイング広島という新スタジアムが街中に完成。佐藤さんもできるまでの取り組みに参加していたとのことだが、「スタジアムは決してサッカーだけではなくて、街のインフラとか、街を作っていくっていうところ、そういった繋がりがあった。『Copa City』でもその辺りが見られるのではないか」と、リアルなサッカークラブと街の関わりも感じられるゲームだと語った。
さらには、試合だけでなく、スタジアム周辺の設備も重要だと語る佐藤さん。「ファン・サポーターの方が、その試合だけでなくて、スタジアム周辺で楽しい時間を作ることができる」と語り、「トータル4、5時間そのスタジアム周辺にいて、食べて飲んで、色んな催しに参加して、試合の勝ち負け以外の楽しさを感じることができると、多分またそのスタジアムに足を運ぼうという思いができると感じました」と、試合以外の時間の満足度をあげることも重要だと語った。
そんな佐藤さんが考える理想のスタジアムは「複合型施設」とのこと。「試合の日だけが賑わう場所ではなく、試合以外の日常で地域の方々がスタジアムと共に生活すると思うので、地域の方々がスタジアムを活用できるような、衣食住が同居するようなスタジアムが個人的には一番理想」と、街にしっかりと溶け込み、日常に溶け込めるスタジアムが理想的なようだ。
■試合に向けた準備は多種多様

佐藤さんも試遊した『Copa City』では、プレイヤーが行うのは試合の操作ではなく、試合前の準備。交通網の再編やファンゾーンの設置、警備計画など都市のリデザインを行う。試合に向けて両クラブのファン・サポーターが街に集結するため、問題が発生しないように準備を整えることが重要だ。その他にも、ファンは「ウルトラス」、「コア」、「家族」と3つのタイプに分けられており、スタジアムでの座席割やチケット価格の設定、施設の設定などが行える。

また、試合当日には数万人のファンが押し寄せるため、街では渋滞やトラブルが発生。リアルタイムでしっかりと対応し、問題を解決していくことも重要な任務となる。
今作ではバイエルン、アーセナル、ドルトムント、マルセイユ、ベシクタシュ、フラメンゴと6つのクラブのライセンスを獲得。どのチームと対戦するかを選ぶことができ、試合会場となるスタジアムや街並みも再現されている。

試合の2週間ほど前からゲームはスタートし、スタジアムの近くにある空いている区画にファンが使用するフードトラックやエンタメ施設などを設定。さらに、電源の確保や道路や動線の整備などを行うほか、ボランティアの募集から人員配置やセキュリティの配置なども行うこととなる。

試合を無事にファンが楽しめるのか、そして試合後の盛り上がりを街が受け止め切れるのか。試合以外の部分での戦略を練るという新たな楽しみを味わってみてはいかがだろうか。
取材・文・写真:菅野剛史(サッカーキング編集部)