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『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』世界一が決定! ドバイRound王者が頂点に

2019.09.19

 KLab株式会社が運営するスマートフォンゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』の世界大会『DREAM CHAMPIONSHIP 2019』決勝大会が9月14日に、日本サッカー協会内にある日本サッカーミュージアム バーチャルスタジアムで開催された。

『キャプテン翼』の人気キャラクターを駆使して遊ぶ、対戦型サッカーシミュレーションゲームである本作は、日本をはじめとした世界各地で配信しており、配信開始から2年が経過した人気ゲームだ。

『DREAM CHAMPIONSHIP 2019』は20歳以上を対象とし、アプリ内で実施するオンライン予選の上位12名と、世界4都市で実施するオフライン予選大会の優勝者、総勢16名が東京に集結した。

 香港勢が7名で最多参戦。台湾勢も3名が名を連ね、日本勢はオフライン東京予選を勝ち抜いた田中さんDLが唯一となり、会場の期待を集めた。満員の会場の熱気が手元を狂わせるのか、大会は一回戦から波乱の展開となり、オンライン予選1位の中國澳門-W.P.(マカオ)が同13位の舒曼(台湾)に、予選3位のIT|Daigo(イタリア)が同15位の煩凸西@Chan奴(香港)に初戦で敗れ、姿を消した。

 一方のオフライン大会(ドバイ、東京、パリ、香港ROUND)勝者は、対戦相手とともに会場で戦うことに慣れているのか、直接対決となった試合があったものの、3名が8強へ進出。日本の期待を背負う田中さんDLは、勢いそのまま準決勝まで駒を進めたものの、ドバイROUND勝者のWillOFD(サウジアラビア)に敗れた。

 決勝は香港、パリ、東京と各オフライン大会の優勝者に勝利したWillOFDと、オンライン予選組で最も順位が低かった煩凸西@Chan奴による対戦に。3試合ずつを勝ち抜いた実力者による世界一を懸けた試合は、立ち見も出るほどの観客も巻き込んで白熱。お互いの戦術、選手の能力を知り尽くした両名が巧みな守備で魅せ、90分で決着つかず延長へ。煩凸西@Chan奴が岬太郎のダブルダイビングヘッドで先制するも、WillOFDもナトゥレーザのミラクルフライングドライブシュートで同点とし、譲らずにPK戦へと持ち込まれた決勝戦はWillOFDに軍配。世界一の称号を手にした。

 好きなキャラクターはサンターナというWillOFDさんは、今回が初来日で「楽しみにしていた」と言うが、大会中は終始「ナーバスだった」。しかし「緊張がいい方向に行きました。いつもと同じチーム、同じ戦い方をしたのが良かったと思います」と喜び。オフライン大会王者を倒して勝ち上がり、決勝でオンライン予選の代表を倒したとあって、「真の王者と言えるのでは?」と呼びかけると、「Feelin’ Good!」と優しい笑みを浮かべて、優勝を噛みしめている様子だった。

『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』を手掛ける藤好俊エグゼクティブプロデューサーは、「今後もこういった大会は継続していきたいですね。プレーヤー同士が対面して競い合い、そこから人間同士のドラマが生まれます。観客の皆さんもドバイやパリではリアルなサッカーのサポーターのように出場者を応援していましたし、香港ではeSports的な観戦をしていました。各会場で貴重な意見交換の場にもなりました。一つの大会を世界でどうやって盛り上げていくか、今回学べましたし、今後に生かしていきたいです」と話す。

 決勝大会に特別ゲストとして登場した『キャプテン翼』の作者、高橋陽一先生も大会を見終え、「翼くんや日向のキャラクターが際立っていて、豊富なキャラクターがいるからこういったゲームが成り立ちますし、いろいろな国の人が愛してくれているんだと思います。日本発祥のゲームですが、サッカーというスポーツの底力、グローバルさを感じました」と、総括してくれている。

 表彰式では10月に『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のタイ語が追加されることや『第2回Dream Cup』の開催、第2弾となるリアル選手の追加予定などの、さらなるアップデートの予告も。今後も同作品から目が離せない。

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