前節プロ初得点を記録した知念慶 [写真]=JL/Getty Images for DAZN
豪雨の中で行われた明治安田生命J1リーグ第31節・柏レイソル戦。
2点のビハインドを負っていた70分、車屋紳太郎の優しいクロスを頭でねじ込んだ追撃弾が、新人・知念慶にとってのリーグ戦プロ初ゴールとなった。
「相手はDFラインが若いし、それほど高さがあるわけではない。今日は試合の流れがシンプルな試合展開になったし、ああいうゴールは必然だったと思う」
その3日前、公式戦初スタメンとなった天皇杯準々決勝・柏戦では納得のいくパフォーマンスは出せなかった。試合後のミックスゾーンでは、「今日はチームとしてミスも多くて、自分たちのリズムに持っていけなかった。ボールに触る回数が少なかったし、自分としても持ち味を出せなかった」と悔しさを口にしている。そして敵地で巡ってきたリベンジの一戦。ショートパスが止まる足場の悪い状態でのピッチだったが、後半に入るとがむしゃらにゴールへ向かう姿勢を見せ、チームに推進力を与える存在となった。
「自分の持ち味が生きる試合展開だったと思う。そういった状況で結果を出せたのは自信にもなる。ただ、もう1点取りたかったですね」
空中戦には自信を持っており、JリーグYBCルヴァンカップ・ベガルタ仙台との準決勝第1戦で記録した公式戦プロ初ゴールもヘディングによるものだ。
ただ、ストライカーである知念の武器はシュート技術だ。左右両足で正確なシュートを放ち、さらにシュート威力も十分。ゴールキーパー陣から「初速が速い」と評されるだけあって、インパクトも強烈である。地上戦と空中戦にも長けている、いわば、万能型FWというタイプだと言える。
そのプレースタイルに加えて、沖縄県出身ということもあり、かつてフロンターレでもプレーした元日本代表のストライカー・我那覇和樹(カマタマーレ讃岐)に姿を重ねる者も少なくない。鬼木達監督も「(我那覇和樹に)タイプ的には似てますね。体が強くてパンチ力がある。ただ、どうだろう。僕の感じでは、もっとできそうかな。いろんなことを覚えていけば、まだまだポテンシャルはある」と、加入当初に評していたほどである。

かつて川崎でプレーした我那覇 [写真]=J.LEAGUE
とはいえ、川崎フロンターレはAFCチャンピオンズリーグに出場し、J1で優勝を目指す戦いをしているチームだ。競争は激しく、新人FWにチャンスが与えられるほど簡単ではない。4月1日に行なわれた仙台戦の試合終盤にJリーグデビューを果たし、その後のヴァンフォーレ甲府戦でも出番が巡ってきたが、それ以降はほとんど試合に絡めない時期が続いた。
そんな日々の中でも、知念は虎視眈々と技術を磨き続けた。そしてある日の練習後、指揮官から自分の武器を生かすためのアドバイスを受ける。
「足元で受けて、相手をかわしてシュート。それは昔からやっていた。でも、それだけだとこの世界ではなかなか生き残れない。そんな時、『出し手がいるんだから、ボールの貰い方を意識すれば、あとはコントロールさえすればいい。自分一人でやるんじゃなくて、味方に生かしてもらえ』と鬼木監督から言われたんです」
鬼木監督は、選手と密にコミュニケーションを取るタイプだ。言葉のコミュニケーションだけではない。全体練習後は若手やメンバー外の選手との居残り練習に付き合うことも珍しくない。
「自分がメンバーに入ってない時も、個別にトレーニングに付き合ってくれました。期待してくれていると思ったし、それに応えたかった。練習後に話しかけてくれたりするので、頑張ろうという気持ちになりましたね」
もともと身体が強く足元でもボールを収めることができる上、裏に抜けるスピードもある。ならば、武器であるシュート技術を生かすためには、足元でキープするための引き出しと、相手守備陣を引っ張るような裏に抜ける動き出しの使い分けができるようになれば良い。鬼木監督の指導もあり、そこの使い分けを意識して取り組んだ結果、そこの感覚が掴めてきた。
鬼木監督やコーチ陣から指導された動きは、「強い動きを入れること」。例えば、10人で2点差のビハインドを逆転した第29節・仙台戦の決勝弾は、前線にいた知念がゴールに向かう「強い動き」をすることで、相手センターバック2人の注意を引きつけている。その結果、ボールを持った小林悠はノーマークでミドルシュートを打てていたというわけだ。知念の隠れた好プレーだった。
こうして少しずつ手応えと結果を積み重ねて、ここ最近はコンスタントにベンチ入りを果たしている。そして前節の柏戦で記録したプロ初ゴールは、DAZNの週間ベスト5ゴールにも選出された。週が明けると、知り合いからの反応が大きかったと、はにかむ。

週間ベスト5ゴールに選ばれた [写真]=JL/Getty Images for DAZN
「反響は凄かったですね。ベストゴールにも選ばれて、SNSで連絡が来ました。沖縄の新聞にも載ったらしいので、親が喜んでいました。いろんな人達から祝福の言葉をいただきました」
週末にはルヴァンカップ決勝という大舞台が控えている。「まだメンバーに入れるかどうかもわからないので……」と口ぶりは新人らしく謙虚だ。ここにきてチームに現れたラッキーボーイから目が離せない。
文=いしかわごう
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