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FC東京の“大規模ポスタージャック”に見るMIXIの本気度

2022.02.26

リーグ開幕に合わせ、京王線新宿駅の構内にずらりと掲出されたFC東京のポスター [写真]=F.C.TOKYO

 新シーズンの開幕時期と言えば、Jリーグの各クラブが趣向を凝らしたプロモーション企画を実施するもの。そのなかでも、2022シーズンはFC東京による“開幕ポスタージャック”がひときわ目を引いた。

 Jリーグ開幕週にあたる2月14日、FC東京の公式ツイッターは「来たるJ開幕に向けて、本日から #京王井の頭線 渋谷駅、吉祥寺駅に試合告知ポスターを掲出していただいております!!!!」と投稿。京王井の頭線渋谷駅をポスターで埋め尽くすような“ポスタージャック”に、ファン・サポーターからも多くの反応が寄せられた。


 このプロモーション施策は、京王井の頭線渋谷駅・吉祥寺駅にとどまらない。Jリーグ開幕週にスタートした京王線井の頭線渋谷駅ジャック(2月20日まで)、京王井の頭線吉祥寺駅大型ポスター掲出に続き、翌週には京王線新宿駅でもポスタージャックや大型ビジョンでのプロモーションムービー放映を実施。他にもJR渋谷駅ハチ公口前への大型ポスター掲出、京王線調布駅の駅構内装飾、京王線の先頭車両につけるヘッドマークなど、かつてない規模の“ポスタージャック”が各所で行われていた。

「MIXI(ミクシィ)や京王電鉄と連携をとることで、クラブ単独では実施できない規模での展開を実現することができました」
 そう語るのは、FC東京のマーケティング本部を統括する川崎渉本部長だ。「これまでやりたくてもできなかったことが、MIXIグループになることによって実現できることが増えていく可能性はあると思います。また、デジタル領域含めてMIXIのノウハウやリソースを生かした展開も今後増やしていきたいと考えています」

 FC東京にとっては、MIXIが新たに経営権を取得して最初のシーズンになる。経営権取得に際して昨年末に行われた記者会見では、川岸滋也社長が「ホームスタジアムのある調布市、練習グラウンドのある小平市を含む6市だけでなく、MIXIのある渋谷など23区も含めて訴求していきたい」と語っていた。今回の“渋谷駅・新宿駅ポスタージャック”は、新体制となったFC東京にとって象徴的なプロモーション施策とも言えそうだ。

 クラブは今月21日、選手とスタッフ合わせて9人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたとして、26日までチーム活動停止を発表。残念ながら、大規模ポスタージャックで盛り上げていたホーム2連戦(23日のルヴァンカップ第1節・ジュビロ磐田戦、26日のJ1リーグ第2節・名古屋グランパス戦)はともに開催延期となった。

 いきなり水を差された格好にはなったものの、MIXIとFC東京のチャレンジはまだ始まったばかりだ。
「まずはピッチで戦うチームが新しいスタイルにチャレンジしていること、そしてそのスタイルは観ている人が心躍るようなものだということを伝えていきたいと思っています」(川崎本部長)。アルベル プッチ オルトネダ新監督が率いる新チームは、話題の高卒ルーキー松木玖生の活躍もあり周囲の期待を高めている。同様に、2022シーズンはピッチ外の“改革”にも注目したい。

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By サッカーキング編集部

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