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遠藤航、代表のベースアップに手応え…一方でプレスは「もっと共通意識を持ってやれる」

2020.11.12

遠藤航がオンラインでのメディア対応に応じた

 日本代表MF遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)が、オンラインでの取材に応じた。

 遠藤は前回10月の代表戦にも参加。9日のカメルーン代表戦(0-0)は出番がなかったが、13日のコートジボワール代表戦(1-0)にはフル出場を果たした。振り返って、「チームとしてのベースは森保(一)監督が常々言っているので、チームとしてどう戦っていくかは出せたかなと思います。それプラス、最後勝って終えられたのはよかったし、プレッシャーのかけ方も前線からいい形でできたのでポジティブに思っています。あとは球際の強さなどはレベルアップしていきたいと思っています」と語った。今回対戦するパナマ代表とメキシコ代表との試合に向けては、「非常にいい相手なので、引き続き結果にこだわりたいのが一番です。W杯で勝っていくにはこういう中南米のチームに勝っていかなきゃいけないので、楽しみにしています」と、意気込みを示した。

 遠藤は今季のブンデスリーガでここまでトップのデュエル勝利数を記録するなど、ドイツで着実に評価を高めている。「フィジカルベースは間違いなく上がっています」と手応えを口にし、普段から意識している点や自身が成長した点を次のように語った。

「シンプルに、海外の相手に駆け引きせずにバンバンあたっていくっていうのをトライしています。『日本人だからうまく駆け引きして』っていうのも大事だと思うけど、当たりに行くにはいいポジショニングからいい守備をしていかなきゃいけない。ボールホルダーや相手、味方のポジションなど頭を使いながら自分のポジションを置いています」

「あと、アプローチのスピードなども良くなってきている。いいポジショニングからアプローチをかけて、それプラス、シンプルに一対一で負けないっていうベースは、自分の強みとして良くなっていると思います」

 自身がプレーするボランチは、定位置争いが最も激しいポジションの一つとなる。だが、遠藤は「誰が出ても同じようなと言うか、遜色ないように思われるのが理想かなと個人的には思っています。大会を戦っていく上では連戦があるので、特長はもちろん違うけど同じレベルでプレーし続けることが大事。なので、非常にいいライバルがいるのでそこはチームにとってすごくポジティブだと思います」と、前向きに捉えた。

 また遠藤は、「要求するベースは間違いなく上がっています」と、チーム内での相互要求や活発な意見交換にも手応えを示している。「ペアが変わったときに『やりやすい』『やりにくい』ではなく、お互いの良さを出すためにプレーすることが特にボランチは大事です。なので、もちろん周りのサポートもありますけど、いかに自分の良さを最大限出せるかにこだわるべきだし、チームのやり方に気を使って自分の良さが出せないというのは避けるべきです。なので、ベースを上げながら自分の良さを出せれば、やれるだけの能力をみんな持っていると思いますし、そこはバランスを見ながらやっていければと思います」と、個人と集団がバランス良くプレーすることが重要だと説いた。

 一方、遠藤は日本代表がチームとしてプレスの質を上げるために、『もう少し共通意識を持ってやれる』と考えているようだ。「所属先のチームのやり方があるにせよ、プレッシャーのかけ方はこだわりたい」という同選手は、具体的な例も示しながら理想を明かした。

「前から(プレッシャーを)かけるときに例えば、『相手が3バックでこっちがワントップとシャドー、トップ下』のときに、『トップ下の選手がツートップ気味にかける』のか、『3シャドーをそのまま当てる。左のCBが持ったとき、右のシャドーは中から切りながら行くのか、それとも内側から行ってバックパスを誘うのか、中に出させて奪うのか』(を意識したい)。リヴァプールもそうですけど、中切りなのか外切りなのか、今はプレッシャーのかけ方が変わってきてると思っています。そこのこだわり、全部が全部『中から行く』んじゃなくて、『外から切らせてバックパスを誘って、そこからもう一個行って蹴らせる』とか、そこはもう少しチームとして共通意識を持ってやれるんじゃないかなと思っています」

 そして、一つの集大成となる2022 FIFAワールドカップ カタールを見据えて、27歳は個人・チームとしての更なる成長を誓っている。

「改善というよりはベースを上げていく作業になります。僕だったらデュエルが数字に現れているのが大事ですし、個人がいかにW杯へ向けて成長できるかが肝になってきます。日本代表の良さは、チームとして戦えることです。その個人を上げていくには、強豪の選手にも一対一で競り勝てるようになること。それがW杯で結果を残す近道になると思っています」

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By サッカーキング編集部

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