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勝ち点差2で激突…激戦必至のエル・クラシコについて知っておきたい8つのこと

2020.03.01

大一番を迎えるバルセロナのキケ・セティエン監督(左)とレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(右) [写真]=Getty Images

 3月1日に行われるリーガ・エスパニョーラ第26節では、レアル・マドリードバルセロナをホームに迎え撃つ。両者は前節を終えたところで立場が逆転。レアル・マドリード(勝ち点53)が、バルセロナ(勝ち点55)に首位の座を明け渡したのだ。ホームで再逆転となるのか、あるいはアウェイでリードを広げるのか。いずれにしても、“エル・クラシコ”は熱い戦いとなるだろう。

 なおリーグ後半戦の“エル・クラシコ”は、昨シーズンも第26節、レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われた。結果はバルセロナが1-0で勝利。宿敵を相手に“シーズンダブル”を達成した。一方、敗れたレアルは、9日後にサンティアゴ・ソラーリ監督を解任。ジネディーヌ・ジダン監督が電撃復帰を果たしたことは記憶に新しい。

 あれから、およそ1年。同じ舞台で開催される宿命のライバル対決はどのような結末を迎えるのか。注目の大一番を前に、ここでは知っておきたい8つのトピックを紹介する。

“ほぼ互角”の戦績

[写真]=Getty Images


 クラシコは今回で公式戦244回目の開催となる。過去243戦の成績は、レアルの95勝、バルサの96勝、52引き分けと、1勝の差。昨年12月18日に行われた今シーズン最初のクラシコは0-0のスコアレスドロー。実に17年ぶりの珍事だった。ちなみに、リーグ戦の通算成績は互いに72勝(35引き分け)と、まったくの互角である。まさに「永遠のライバル」という言葉が相応しい。

近年で最も拮抗したクラシコ

 通算成績もほぼ互角だが、現在の力関係もあまり優劣がない。前節を終えて、両チームの勝ち点差は2ポイント。リーグ後半戦に行われるクラシコとしては、2015年3月の試合以降で最も拮抗した状態だ。5年前は1ポイント差で激突。首位に立つバルサが2位レアルをホームに迎えると、2-1の勝利を収めた。勝ち点差を「4」に広げたバルサは逃げ切りに成功して、23度目のリーグ優勝を飾っている。さらに彼らは、コパ・デル・レイとチャンピオンズリーグを制して、“3冠”を達成した。今回はどのようなフィナーレを迎えるのか、最後まで目が離せない。

CLからの連戦

それぞれがCLで激戦を演じた直後のクラシコ開催となる [写真]=Getty Images


 今回のクラシコが、CLからの連戦であることを無視するわけにはいかないだろう。レアルは26日に決勝トーナメント1回戦ファーストレグを戦い、1-2でマンチェスター・Cに逆転負け。精神的にもダメージが大きな敗戦となった。対するバルサも25日に行われたナポリ戦で1-1のドロー。アウェイゴールを奪ったとはいえ、敵地で苦戦を強いられた。勝利を逃した両チームだが、クラシコまでの試合間隔はレアルの方が1日短く、追いかける立場であるが故のプレッシャーもあるはず。ホームの大声援を背に逆境を乗り越えることができるかが、レアルのポイントとなりそうだ。

“鬼門ベルナベウ”のレアル

[写真]=Getty Images


 ただクラシコに限っては、ホームアドバンテージが存在しないと言える。リーグ戦におけるクラシコで、レアルはバルサに対してホーム4連敗中。うち3試合で完封勝利を許している。またホームでの公式戦はここ3試合連続未勝利(1分け2敗)と、本来の勝負強さが影をひそめている。頼みのジダン監督も、サンティアゴ・ベルナベウでのクラシコは過去3戦で1勝2敗と分が悪い。“鬼門”とも言える地で勝利という結果を手にすることはできるのか、改めて真価が問われる。

バルサも満身創痍

ナポリ戦で負傷したバルサDFピケ [写真]=Getty Images


 一方のバルサも、万全の状態でクラシコを迎えるわけではない。FWルイス・スアレスを筆頭に、FWウスマン・デンベレ、DFジョルディ・アルバ、MFセルジ・ロベルトが負傷離脱中。さらにCLナポリ戦では、DFリーダーのジェラール・ピケが足首をひねって途中交代を余儀なくされた。地元メディアによると、ピケは軽傷でクラシコへの出場が濃厚とされるが、不安を抱えたなかでのプレーとなる。2月28日現在、常時招集されているメンバーのうちクラシコに出場可能なのは16名。限られた戦力をどうやり繰りするのか、キケ・セティエン監督の手腕に注目が集まる。

勢いではバルサが上回る

 連戦を勝ち抜くには選手層に加えて、勢いも大事になってくるだろう。公式戦最近5試合の成績は好対照。レアルは1勝1分け3敗で、現在2連敗中。一方のバルサは3勝1分け1敗。最近7試合で見ても、1敗(5勝1分け)しか喫していない。年明け直後に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャはレアルが優勝。バルサはアトレティコ・マドリードに逆転負けを喫して、シーズン途中での監督交代を断行した。明暗が分かれた両者だったが、わずか1カ月で形勢が逆転している。サッカーというスポーツの難しさでもあり、面白さでもあるだろう。ただ、クラシコの勝敗が今後の戦いに与える影響は大きく、再び流れが変わる可能性もある。それだけ大きな意味を持つビッグマッチだ。

S・ラモスは歴代最多出場へ

[写真]=Getty Images


 レアルの主将セルヒオ・ラモスは、クラシコの出場数で新記録を樹立する可能性がある。前回対戦で通算43試合目の出場を果たし、同クラブOBで歴代トップのマノロ・サンチス氏に並んだのだ。CLのマンチェスター・C戦では退場したが、リーグ戦の出場に支障はない。歴代出場選手になるのは間違いないだろう。なお、S・ラモスはレアルに加入した2005年にクラシコデビューを飾って以降、出場した43試合で13勝10分け20敗。負け越してはいるが、クラシコで挙げた4得点はレアルの現所属選手でベンゼマ(9得点)に次ぐ記録であり、すべて頭で決めたゴールとなっている。苦境にあえぐチームを救うことはできるだろうか。

予想オッズは?

 日本時間28日15時現在、イギリスの大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』はレアルの勝利に「2.2倍」、バルサの勝利に「3.2倍」、そしてドローに「3.6倍」というオッズをつけている。鬼門のホームで戦うとはいえ、レアルが優勢と予想しているようだ。ただレアルは、バルサ戦ここ7試合連続で勝利がない(3分け4敗)。これだけ長く勝てていないのは2012年以来のことになる。リーグ制覇のため、そして逆転でのCL8強進出のためにも絶対に負けられない戦いで、“白い巨人”はどんなパフォーマンスを見せるのか。全世界中のサッカーファンが固唾をのんで見守っている。

(記事/Footmedia)

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By Footmedia

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