2015.09.28

EXILE CUP 2015決勝大会が開催…464チームの頂点に立ったのは、関西代表EDC!

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 小学4年生から6年生を対象としたフットサル大会「EXILE CUP 2015」の決勝大会が9日23日に、愛媛県今治市の桜井海浜ふれあい広場サッカー場で開催され、全国10地区10会場の予選を勝ち抜いた10チームが熱戦を繰り広げた。

 開会式には、大会アドバイザーのサッカー元日本代表監督で、現在は四国リーグのFC今治でオーナーを務める岡田武史氏が登場し、「良いプレーをした選手はFC今治に入れるので、頑張ってください。今日は契約書も用意しています」と笑いを交えて選手たちを激励した。また、ゲストとしてEXILEのHIROさん、Crystal Kayさん、劇団EXILEから小野塚勇人さんの3名も参加。HIROさんが「大会ごとにレベルが上がって、素晴らしい大会になっているのがうれしい。皆の元気が、僕たちの力になっている」とエールを送ると、大会恒例となったEXILEのÜSAさん考案の「EXダンス体操」を一緒に踊り、体を温めた。

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 開会式後、組み合わせ抽選を行い、戦いの火蓋が切られることに。まず10チームがAとBブロックに分かれて予選リーグを行ったが、決勝トーナメントに進めるのは各ブロックの1、2位のみとあり、第1試合から白熱した展開が続いた。

 Aブロックの首位に立ったのは、今回が3回目の参加となったEDC(関西代表/大阪)。中島金志郎君が「予選リーグを3失点に抑えられたことが今大会の収穫」と胸を張ったように、堅守を武器に3勝1分。また、2位争いは勝点6で島原FCガマダス(九州代表/長崎)とHIRO FC(中国代表/岡山)が並んだが、直接対決を3-1で制したHIRO FCが決勝トーナメント進出を果たした。

 Bブロックは、地元・四国代表の泉野FC(高知)が力を発揮。3勝1分で、勝点10を稼ぎ決勝トーナメントに名乗りを上げた。PIVO(東海代表/静岡)も無敗を保ったが、2つの引き分けが響き、2位での通過に。この結果、準決勝はEDCとPIVO、泉野FCとHIRO FCという組み合わせになった。

 準決勝の2試合は、開始から拮抗した展開が続いた。内田哲兵コーチが、「予選の出来は30点」と評したように、結果通りの力を出せたとは言い難いEDCだったが、PIVO戦では「相手に攻められても、下を向かずに頑張れた」(芳賀海斗君)。前半を無失点で折り返すと、後半に左CKから加藤翼君がヘディングシュートを決めて接戦をものにした。善戦を続けながらも涙を飲んだPIVOの酒井柊維君は「チャンスを決めていれば、勝てた試合だった。決定力や気持ちの強さが足りなかった」と悔しさを滲ませた。

 もう一方の泉野FCとHIRO FCの一戦は、互いに高い攻撃力を見せつける一戦に。先に試合を動かしたのはHIRO FC。「先制パンチを狙っていけ!」というスタッフからの指示通り、山本凛君の左足シュートで先制したが、泉野FCも負けじと高橋桐也君がゴールを決めて試合は振り出しに戻った。後半は池添郁哉君が放った自陣からのロングシュートによって泉野FCが逆転したが、終了間際に山本凛君がミドルシュートをゴールネットに突き刺し、PK戦に突入。3人のキックが成功したHIRO FCが勝利し、決勝進出が決定した。敗れた泉野FCの高橋君は「レベルの高いチームと戦えて、自分たちの今の力が分かった。次からは全国でも通用する選手になりたい」と唇をかんだ。

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 EDCとHIRO FCが激突した決勝戦は、岡田氏が「今までの決勝戦で一番、盛り上がった」と評するほど白熱。予選リーグで相まみえた際のスコアは3-3だったが、この日2度目の対戦では開始から均衡した展開が続く。前半は加藤翼君と松村尚樹君の個人技で見せ場を作ったEDCが押し込んだが、カウンターから岡部壮眞君がゴールに襲い掛かるなどHIRO FCも応戦。前半終了間際には、EDCの中島君がミドルシュートを放ったが右ポストに阻まれ、無得点のままハーフタイムに入った。

 後半は山本君のキックオフシュートが決まり、HIRO FCが先手を奪ったが EDCは「皆が最後まで諦めずに積極的にゴールを狙っていた」(芳賀君)と下を向かず。芳賀君のFKで同点に追いつくと、すぐさま堀口空雷君の技ありゴールで逆転に成功。そのままタイムアップを迎え、EDCが464チームの頂点に立った。

 EDCは、元アタランタ五輪日本代表で、東京VやG大阪でプレーした廣長優志氏が代表を務めるサッカースクール。普段は、別々のチームに所属しているため、連係を深める時間が少ないが 「メンタルが強くて、チームワークがいい。負けていても諦めない選手ばかりで、試合中でも声を掛け合うことができる」(芳賀君)ことが今回の勝因となった。廣長氏と共にベンチに入った内田コーチも「技術面でいえば、全国3位になった昨年の方が高いけど、チーム力では勝っている」と分析する。また、「怪我した選手の分まで頑張ろうという気持ちがあったと思う」(同コーチ)と、関西大会で活躍しながら怪我で参加できなかった鮎川岳斗選手の存在も、選手たちの力になったという。

 一方、敗れたHIRO FCはタイムアップと同時に号泣する選手が続出するなど悔しい結果で大会を終えることになった。だが、上本広信監督が「昨年、決勝トーナメントでPK負けして悔しい思いをした選手ばかりで、『来年6年生になったら、日本一を目指そうぜ』と誓い合っていました。優勝できなかったことは残念ですが、大会が始まる前に『一生懸命やっていれば、皆に感動を与えることができるし、結果もついてくる。100%の力を出し切ろう』と声を掛けていたとおり、選手たちは頑張ってくれました。いい物を見させてもらったし、感動を与えてもらいました」と選手たちを称えたように、見る者の心を震わせるには十分な戦いぶりだったと言える。

 決勝戦終了後にはスペシャルプログラムとして、各チーム代表11選手で構成されたチームと、岡田氏が率いる「TEAM OKADA」によるスペシャルマッチも実施された。前半は岡田氏が華麗な股抜きを披露するなど、「TEAM OKADA」攻勢でゲームが進み、EDCの廣長優志監督がゴールを決め「TEAM OKADA」が1−0でリードし前半を折り返した。後半も白熱した展開が続いたが、終盤にCrystal Kayさんがゴール前での混戦から追加点をマーク。「TEAM OKADA」が2−0で勝利を収めた。

「大会を重ねるごとにどんどんレベルが上がっている。この中から未来の日本代表が出てほしい」という岡田氏のメッセージで大会の幕が下りると、その後の表彰式では選手たちのリラックスした表情が見られた。優勝したEDCにトロフィーや、「EXILE LIVE TOUR 2015」への招待状などが授与された他、各チームに出場記念のプレゼントが贈呈。試合中の真剣な表情から満面の笑みを浮かべる選手の姿が多く見られるなど、最後は和やかなムードに包まれた。

EXILE CUP 2015 公式HP