EURO2016特集|UEFA欧州選手権
2014.05.09

誰よりも早くサプライズしたいあなたへ!フモフモ編集長の日本代表メンバー発表の楽しみかた 

「キミに決めた! ドーン!!」

5月12日、いよいよワールドカップブラジル大会の登録メンバーが発表されます。発表の模様はNHKで生中継され、ザッケローニ監督が自らメンバーの名前を読み上げる構想もあると噂されるなど、その瞬間は国民的な関心を集めることでしょう。

今回もサプライズはあるのか、あるいはないのか。まぁ、ちゃんとザッケローニ監督が仕事をしていれば、本番でいきなりビックリドッキリ招集をするなんて大博打はあり得ません。合宿や実戦を通じて「大舞台でもビビらないかな」「戦術を理解できているかな」「ほかのメンバーとの人間関係は大丈夫かな」という確認を済ませた選手だけを呼ぶのが自然&当然。

ザッケローニ氏の誠実な仕事ぶりを見てください。おにぎりとかコーヒーの告知だって一生懸命やっているじゃないですか。今度生まれ変わってもサッカーの監督はやらないって言うんですよ?だって今回の人生で燃え尽きるまで監督業に没頭するんですから。そんなナイスガイが場当たり的なサプライズ招集などするはずがありません。絶・対・的・信・頼・感!

ここ1年くらいで呼ばれていない選手は、ほぼ可能性ゼロでしょう。もしサプライズがあるとしても「ケガの状態が思わしくなくて呼べず」というサプライズ落選のみ。それにしても、ケガ人の情報は出ており、バックアップのメンバーも時間をかけて見極めてきているのですから、発表後の反応は「やはりな」「予想通り」「知ってた」というものになるはず。

ならば、ちゃんと「知ってた」ことを周囲にアピールしたいもの。

ザッケローニ監督が名前を読み上げたとき、どれだけ高速で反応できるか。それが今回のメンバー発表における唯一のアピールポイントです。名前を呼ばれてから「ハイハイ本田ね…」と言ったって、何の自慢にもなりません。呼ばれる前に言う。最速の確認タイミングで言う。それこそが通としての自己満足でしょう。

かの国民的キャラクター・ドラえもんは、ものすごくせっかちになる薬を飲んだとき「ヤキイモは食べる前にオナラをする」というレベルでせっかちだったと言います。そのくらいのせっかちさで、メンバー発表を見つめていこうではありませんか。

<参考:代表メンバー登録までの流れ>

●5月12日に日本代表メンバー23人を発表
(ここで23人に絞る必要はないが、日本はそうするという話)

●5月13日に予備登録選手30人のリストをFIFAに提出
(これ以降のケガ人は予備登録30人の中から入れ替え)

●6月2日に本登録23人のリストをFIFAに提出
(これ以降のケガ人は初戦のキックオフ24時間前まで、予備登録の有無に関わらず誰とでも入れ替え可能)

このスケジュールなら、ケガの状況はそれほど考慮しなくてもよさそう。6月2日までは経過を見られますし、ケガ人を多数残しておいたことで、予備登録メンバーに特定のポジションのバックアップ(GKなど)がいなくなったとしても、本大会直前まで入れ替えがきくのです。「ケガ人はとりあえず残せ。そのぶん予備登録にバックアップメンバーを入れろ」というのが基本線。招集メンバーは、これまでの主要大会と同様に「ゴールキーパー:3」「センターバック:4」「サイドバック:4」「ボランチ:4」「2列目:6」「フォワード:2」というところになるでしょう。

↓この1年の招集実績&出場状況から想定される代表メンバーはコチラです!

【GK】
●川島永嗣
●西川周作
●権田修一
⇒この1年、基本この3人で固定。「予備の予備」まで含めて3名で十分

【DF】
●吉田麻也
●今野泰幸
●森重真人
●伊野波雅彦
⇒センターバックは2013年8月以降、基本的に固定の顔ぶれ。ただし、ケガの吉田・コンディション低下気味の今野の状況を考え、「予備の予備」を予備登録に入れたい

●長友佑都
●酒井高徳
●内田篤人
●酒井宏樹
⇒サイドバックもワールドカップ最終予選を含め、基本的に固定の顔ぶれ。内田がケガで出られない場合は、酒井高を右SBにまわして左SBに「予備の予備」を補充するのが定番の形

【MF】
●遠藤保仁
●長谷部誠
●山口螢
●細貝萌
⇒ボランチは最近までさまざまな試行錯誤があり、長谷部のケガで引きつづき揺れている。「予備の予備」が必要

●本田圭佑
⇒不動のトップ下。全試合フル出場想定。中村憲剛を入れる形は諦めたのか、コンフェデ以降はトップ下のバックアップ自体が不在。万一ケガや警告で本田が試合に出られない場合は、香川・遠藤・大迫・清武らがどうにかして埋める

●香川真司
●斎藤学
●清武弘嗣
●岡崎慎司
●工藤壮人
⇒サイドハーフは左・香川、右・岡崎で不動。左右どちらでも出場実績のある清武・斎藤をバックアップとし、「予備の予備」として右想定の工藤。左サイドハーフは長友もこなせるので、23人枠に「予備の予備」は入れない。最悪の最悪で内田ケガ⇒酒井高を右サイドにまわしてしまっている⇒でも得点がほしいので長友をサイドハーフに上げなくてはいけない、というケースでも今野・伊野波を左SBに入れることもできるので問題ナシ

【FW】
●柿谷曜一朗
●大迫勇也
⇒サッケローニ監督は1トップ要員を3人呼ぶことは基本的にない。2人選ぶなら、今年のニュージーランド戦の招集状況を見てもこの両名。ケガがあれば豊田陽平もしくはハーフナー・マイクと入れ替え

【予備登録】
●鈴木大輔(吉田ケガに対応する「予備の予備」)
⇒CB枠で最終予選を戦った栗原勇蔵は諦められたか最近トンと呼ばれず。そのほかで試合出場の実績があり、4月の最終合宿に呼ばれているのは鈴木大輔と槙野智章だけ

●槙野智章(内田ケガに対応する「予備の予備」)
⇒SBの入れ替え候補は駒野>槙野という序列と想定されるが、吉田のケガでCBにも「予備の予備」を残す必要が出たため、「念には念を」的な方向性でCBも兼任できる槙野のほうが残ると予想。吉田のケガが全然大したことない場合は、鈴木が外れて駒野・槙野が残る

●青山敏弘(長谷部ケガに対応する「予備の予備」)
●高橋秀人(玉突き的需要に応える「予備の予備」)
●乾貴士(玉突き的需要に応える「予備の予備」)

●豊田陽平(FW入れ替え要員)
●ハーフナー・マイク(FW入れ替え要員)

この1年の顔ぶれを見ていくと、驚くほど変化がないことに逆に驚きます。試合に呼ばれたメンバーをほとんど全員書き連ねて、やっと必要人数ちょうどくらいになるのですから。これはもう答えはわかっている前提で、早押しに勝たないといけないクイズ大会のようなもの。

百人一首には「決まり字」「一字決まり」など、上の句の最初の1文字目を読んだだけで下の句が確定するものがあります。例えば「す」で始まる句は「すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」しかないので、「す」と読み上げられた時点で「ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」を取ることができるわけです。

日本代表、二十三人一首。

これだけ顔ぶれが予想しやすいのですから、ザッケローニ監督が「う」と言った瞬間に「うちだあつと!」と反応できて、ようやくスタートライン。そこにポジション別に読み上げられるなどのヒントや、先に名前を言われた選手の情報などを加味して、ザッケローニ監督が名前を言う前に、コチラがメンバーを発表できてこそ一人前でしょう。そして、万が一サプライズがあった場合、最初の一文字が「ち」だった時点で「まさかの千葉キターーー!!」とヒックリ返るなどの反応をしたいもの。そして、「お前の声で驚いたわ!」と周囲をサプライズさせたいものですね。

<ワールドカップ出場決定以降の招集メンバー&最終合宿メンバー55名による日本代表決まり字一覧>

※ポジション別の読み上げの場合さらに短縮される

【一字決まり】
あおやまとしひろ
うちだあつと
えんどうやすひと
きよたけひろし
ごんだしゅういち
すずきだいすけ
ちばかずひこ
にしかわしゅうさく
ひがしぐちまさあき
よしだまや

【二字決まり】
いぬいたかし
いのはまさひこ
いまいともき
おうぎはらたかひろ
おおさこゆうや
おかざきしんじ
かがわしんじ
かきたによういちろう
くどうまさと
くりはらゆうぞう
こばやしゆう
こまのゆういち
こんのやすゆき
さいとうまなぶ
しおたにつかさ
しばさきがく
しょうじげん
とくながゆうへい
とよだようへい
ながともゆうと
なかむらけんご
はーふなーまいく
はらぐちげんき
ほそがいはじめ
ほんだけいすけ
まえだりょういち
まきのともあき
みずもとひろき
みなみのたくみ
やすだみちひろ

【三字決まり】
かわしまえいじ
かわまたけんご
はせがわあーりあじゃすーる
はせべまこと
もりしげまさと
もりわきりょうた
やまぐちほたる
やましたたつや
やまだひろき

【四字決まり】
さかいごうとく
さかいひろき
たかはぎようじろう
たかはしひでと
はやしあきひろ
はやしたくと

「き」で反応できないのは遅すぎる!

「やま」で山口蛍は早すぎる!

「たかは」で高橋秀人も早すぎる!

内田・遠藤・西川あたりは「u」「e」「n」で反応したい!

「もり」で森脇良太がうっかりフライングガッツポーズしないようにガムテープで縛っておくべき!

逆に「はやし」はGK限定で呼ばれていても、まだ決めきれないギリギリの競り合いがある!

「け」「せ」「そ」「つ」「て」「ぬ」「ね」「の」「ふ」「へ」「む」「め」「ゆ」は、その時点で「ビッグサプライズやーーー」と引っくり返ってOK!

瞳を閉じれば浮かび上がる光景。23人目の発表の瞬間、固唾をのんで見守る選手・関係者・マスコミ・親戚、そして特に知り合いでもないのに集められた出身地の子どもたち。最後のひとりもアノ選手でなかったときの落胆、そして解散の号令。そのときの脱力感。

「どうせ選ばれてないと思うので、発表の瞬間をわざわざ公民館とかで見守りたくないです」などとキッパリと断りづらい人は、結果を見届けたら速攻で帰りたいですよね。誰よりも早く「選ばれておらんな!」と察知できれば、帰りの混雑から逃れることもできますよ。どうぞ、この決まり字を覚えて、その瞬間を誰よりも早く察知してください。

そして、残念ながら選ばれなかった代表候補のみなさん。自分でもほぼほぼないとは思っていても、お義理でカメラが来ていたりすると、落選確定の瞬間のショックを受ける顔がテレビに映されてしまったりして辛いですよね。どうぞ、この決まり字を意識して、誰よりも早く自分の落選を察知してください。そうすれば、一瞬早く落胆を打ち消して、もう一度気持ちを整えられるでしょう。

落選したみなさんこそが日本の希望。1998年大会は「カズがいれば」と負け惜しみを言うことができました。2002年大会は「中村俊輔がいれば」と負け惜しみを言うことができました。2006年大会は「久保が万全なら」と、2010年大会は「香川があと少し早くKAGAWAだったら」と、日本の宝が落選するからこそ、よしんば負けてもなおプライドを保ち、勝ってもなお未来への大きな希望を持てるというもの。「落ちてガーン」ではなく、「落ちてなおキリッ」とできるよう、決まり字、ご活用ください。