[写真提供]=NIKE
現地時間24日、スペインのマドリッドにて、ナイキによる「FOOTBALL INNOVATION SUMMIT(フットボール・イノベーション・サミット)」がスタートした。
初日のこの日は、開幕まで2カ月を切ったブラジルW杯本大会で過去最多となる10カ国のユニフォームをスポンサードするナイキが、オン・ザ・ピッチだけでなくオフ・ザ・ピッチに至るまで、選手・ファンすべての人にとってのブラジル大会を演出するコレクションを特別展示。17世紀に建てられた宮殿サロン・ド・レイノスを舞台に、その世界観を披露した。
ナイキがスポンサードする10カ国は、ブラジルを筆頭に、イングランド、フランス、アメリカ、ポルトガル、オランダ、クロアチア、ギリシャ、オーストラリア、韓国。ブラジルの蒸し暑さを考慮して開発されたそれぞれのユニフォームはもとより、各国のデザインをモチーフに、様々なオフ・ザ・ピッチで着用されるアパレルも同時に陳列。これまで通算5回のW杯優勝を誇るブラジルの、6回目の優勝を祈念して作られたという、「エア ジョーダン6」のブラジルカラーバージョンなど、レアアイテムも並んだ。
古い宮殿に並ぶニューアイテムは、洗練されたデザインと機能性を感じさせるものばかり。同社のクリエイティブを統括するマーティン・ロッティ氏は、「全体のコンセプトは“シンプル”です。同時に、ただシンプルなだけでなく、よく細部を見てみると、ところどころ様々な工夫が施されていたりと、シンプルなものにこそ宿るパワフルさを表現しました」とコメントした。
今回のような大規模な特別展示は4年ぶり。ブラジルW杯で10カ国をカバーするナイキの勢いを感じさせる初日だった。