FOLLOW US

【セリエA第28節みどころ】CL敗退のミラン、好調パルマを相手に勝利で流れを変えられるか

2014.03.15
167_thumb_20140313123128

 前節、ウディネーゼに0-1で敗れたミランは、11日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦のアトレティコ・マドリード戦でも1-4と完敗。現在10位のミランは来シーズンの欧州カップ戦に出場できる6位以内が現実的な目標となる。

 今節の対戦相手は欧州カップ戦圏内の6位につけるパルマ。前節、6位のヴェローナと対戦したパルマは、前半にジョナタン・ビアビアニーのゴールで先制し、終了間際には冬加入のマティアス・スケロットが追加点を決めて2-0で勝利。ヴェローナを上回り、6位に浮上したパルマはリーグ戦15試合無敗に加え、後半戦、7試合で5勝2分け0敗とリーグ戦首位のユヴェントスに次ぐ2位と好調をキープしている。

 ミランのクラレンス・セードルフ監督は就任後、コッパイタリアとCLで敗退に終わり、リーグ戦でも中位から抜け出せず苦しい戦いが続いている。指揮官はA・マドリード戦後に「リーグ戦の残り11試合は、次のパルマ戦から始まる。最後までベストを尽くしてシーズンを終えなければいけない」とパルマ戦に集中することを強調。

「この数週間、いくつかのビッグゲームをプレーしたが、まったく結果が出せなかった。それが、我々の反応を起こす能力を殺している」と指揮官が語っているように勝利を得られないことでチームは自信を失っている。それだけにパルマ戦は残りのリーグ戦を占う意味でも重要な一戦となる。

 アトレティコ・マドリード戦はCLメンバー登録外のため、欠場した本田圭佑はこの試合で先発起用されるかは微妙な状況。前節のウディネーゼ戦では先発フル出場を果たしたものの、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「ホンダはFKから、(クリスティアン)サパタが台無しにしてしまったビッグチャンスを生み出した。だが、これ以外にこの試合で何ももたらすことができず、試合の流れから消え、闘う意欲を見せることはなかった」と、チーム最低タイとなる「5」(最高点10、最低点1)を与えている。

 セードルフ監督は本田について「右サイドから切り崩すことをとてもうまくやれると確信している。多くの期待がかかっているため、簡単ではないし、彼に最も必要なことは時間だと思っている」と右サイドで継続的に起用することを明言しているだけに、決まり事が確立されていない中でいかにゴールチャンスを生み出せるかが、ポジション確保へのポイントとなるだろう。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO