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EXILE CUP 2013関東大会が開催、頂点に輝いたバディサッカークラブをUSAが祝福

2013.08.13

 8月3日、さんさんと輝く太陽の下、群馬県伊勢崎市のあずまサッカースタジアムで小学校4年生から6年生によるフットサル大会「EXILE CUP 2013」の関東大会が行われた。今年で4年目を迎える「EXILE CUP 2013」は、10月5日にしんよこフットボールパークで開催される決勝大会に向けて、全国各地で激しい予選が行われている。九州、関西に続き3会場目の開催となった今回は関東各地から48チームが集まり、多くの観衆が見守る中、“関東代表”の座を目指して熱い戦いが繰り広げられた。

 開会式ではサプライズゲストとして、九州大会に続きEXILEのUSAが登場。自ら考案したウォーミングアップ「EXダンス体操」で体を動かし、これから始まる戦いに挑む選手たちに熱いエールを送った。USAの登場によって試合前の緊張感がある会場が一気に和やかになり、硬さの見えた選手たちも徐々にリラックスしていった様子だった。

 午前中は、3チームずつ16グループに分かれて総当たりで予選リーグを行い、各グループ1位となった計16チームが決勝トーナメント進出を決めた。予選リーグ終了後には、決勝トーナメント進出を果たした16チームの代表者によるリフティング大会も開催。同大会では三代目J Soul Brothersのヴォーカルを務める登坂広巨と、ベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)で活躍した小松原学氏が飛び入りで参加する一幕もあった。2人はリフティングを通じて選手たちとコミュニケーションを取り、会場をさらに盛り上げていた。

 決勝トーナメントでは予選を上回るハイレベルな試合が展開され、ベスト4進出を決めたのはバディスポーツ幼稚園を母体に持つバディサッカークラブ(東京都)、「EXILE CUP 2012」優勝チームのコスモSC川越(埼玉県)、浦和レッズで活躍する原口元気選手を輩出した江南南サッカー少年団(埼玉県)と初出場のEC ASAKA(埼玉県)。どのチームも一歩も引かない中で厳しい戦いを制し、頂点に立ったのはバディサッカークラブだった。

 EC ASAKAとの準決勝はPK戦までもつれ込む激戦となった。このPK戦でMVP級の活躍を見せたのは守護神の浜田雄太君(6年生)。7人目のシュートをファインセーブで止めたものの、これは惜しくも蹴り直しの判定に。しかし集中を切らさなかった浜田君は2度目のPKも鋭い読みで再びストップし、チームは昨年度覇者のコスモSC川越との決勝戦へと駒を進めた。迎えた決勝戦で勝利の立役者となったのは、圧巻の攻撃スキルを見せ付けた保坂祐貴君(6年生)だった。保坂君は決勝戦という大舞台に物怖じすることもなく、見事な個人技でハットトリックを達成。バディサッカークラブは個々の能力と組織力を兼ね備えた見事な試合運びで関東大会の頂点に輝いた。

 試合後、指揮官は「まさか優勝するとは思いませんでした。子どもたちに任せて試合に臨んだので、伸び伸びとプレーしてくれた結果だと思います。この勢いで全国大会も良いところまで行ってくれたら」と大会を振り返り、喜びを語った。バディサッカークラブは選手たち自身で考えるフットサルを展開し、関東大会を制した。勢いそのままに、全国大会でも個々の能力を存分に生かしたプレー、そしてそのプレーが一体となった時の高い組織力を発揮できれば、全国制覇の夢もかなえられる。小学校生活最高の思い出を作ることができるはずだ。

文=渡邉啓吾 写真=平間喬

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