2012.10.29

【福岡大スポーツ】名古屋入団内定の牟田雄祐「目標は日本代表、ここからが本当のスタート」

 Jリーグ1部(J1)の名古屋グランパスが10月5日、2013シーズンより福岡大学の牟田雄祐(むた ゆうすけ)の新加入内定を発表。晴れてJリーガーという夢を叶えた牟田が現在の心境を語ってくれた。そこには日本代表を目指し常に向上心を抱き続ける牟田の姿があった。

インタビュー・文:金縄洋右(福岡大スポーツ)
写真:福岡大スポーツ

――8クラブからのオファーが来ていたと伺いましたが、名古屋グランパスを選んだ理由は?

牟田 練習の雰囲気レベルが高いのが一番の理由ですね。(田中マルクス)闘莉王選手や増川(隆洋)選手など本当にお手本になる選手がいる中でやっていくことは目標に向かって自分が成長するのに必要なことだと思ったので名古屋に決めました。

――実際に練習に参加してみてどのように感じましたか?

牟田 玉田さんやケネディ(ジョシュア、オーストラリア代表)など、国を代表する選手とマッチアップして、自分の足りないものをすごく実感できました。逆に高さを生かせるだとか、やれる部分もあると思うので、そういう意味では名古屋といういいチームからオファーをもらえて自分自身誇りに思っていいと思っています。目標としてはプロになることではなく、Jリーグで活躍すること。日本代表になることが目標なので満足はしていません。ここからが本当のスタートだという気持ちですね。

――チームメートの清武功暉選手がサガン鳥栖に入団内定していますが、意識しますか?

牟田 チームは違いますけど、Jリーグという舞台で来年から挑戦していく立場は同じ。お互いが切磋琢磨していくことが大切だと思う。同じ場所で4年間を過ごせたのは財産だし、そういう存在がいたからこそ自分も成長できた。良い仲間であり良いライバルであるので、今は感謝しています。最後に笑って終われるように、残されたシーズンを同期の仲間と一緒に頑張っていきたいです。

――大学の先輩であり、名古屋でも先輩となる永井謙佑選手の姿を見て感じていることは?

牟田 ロンドン五輪という大きな舞台で、あれだけの活躍をしたことがまずすごいと思っています。でも、ただ客観的にすごいと思うのではなくて、自分と照らし合わせると、まだまだ自分には足りない部分があることのほうが多いと思っています。

――プロ入りを見据えて、今から取り組んでいきたいことは?

牟田 今まで自分がやってきたことを、プロ入団が決まったからといって特別変える必要はないとは考えています。でも、今のままじゃJリーグで通用するかわからないので、今のうちから心も身体もいい準備をして入っていきたいです。

――大学4年間で苦労したエピソードはありますか?

牟田 この4年間は、うまくいくことだけではなくけがだったり、代表に入れなかったり悔しい経験もたくさんしました。でも、そんなときに仲間や家族、監督など多くのの人が支えてくれたと感じています。自分は一人じゃないと実感しましたし、今でもたくさんの人に感謝しています。なので、しっかり恩返しできるように、自分のサッカーをしっかり表現できるように頑張っていきたいです。

――5年後の自分を想像して下さい。どのような選手になっていたいですか?

牟田 あまり思いつかないですね……。プロに入れば1日1日が勝負なので、その日その日でしっかり自分の持っている力を出せるようにしていけば道は開けると思います。先のことよりも1日1日を頑張っていきたいです。

――残り少なくなった福岡大でのプレーの抱負を聞かせて下さい。

牟田 やっぱりインカレで優勝を置き土産に卒業したいです。福岡大学のキャプテンとしてチームを日本一に導くことが自分の仕事であり、使命だと思っています。個人としては進路こそ決まりましたが、まったく満足していません。まだスタート地点なので、しっかり良い準備をしてすぐにチームに入っても試合に出場できるぐらいの気持ちを持って、覚悟を決めてやっていきたいです。

牟田雄祐(福岡大4年/DF/背番号4)
・生年月日: 1990.9.20(22歳)
・身長:187cm ・体重:80kg
・出身地:福岡県
・経歴:千代サッカークラブ→福岡市立博多中学校→筑陽学園高校
・代表歴:全日本大学選抜(2010)、U-21日本代表(2010)、U-22日本代表候補(2011)
長身を生かしたヘディングと強じんなフィジカルを持つセンターバック。攻撃の起点となるパスや、長身を生かしたセットプレーからの得点など、攻撃面でも存在感を見せる。1年時にはレギュラーとして全国制覇を経験。今年度から主将を務めチームメートからの信頼も厚い、キャプテンシーの強い未来の日本代表センターバック候補の一人。