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今なお代表は「目指している場所」…STVV加入内定の香川「ただただ成長し続けたい」

2022.01.11

加入内定記者会見に臨んだ香川 [写真]=STVV

 10日にシント・トロイデン(STVV)との基本合意が発表されていたMF香川真司が、11日に行われた加入内定記者会見に臨んだ。

 登壇した香川は「今日はシント・トロイデンの加入(内定)記者会見ということで、非常に興奮していますし、何より早くプレーがしたいという気持ちです。(ベルント・ホラーバッハ)監督ともお話しさせていただいて、監督の僕に対する考え方やクラブの考え方を改めて共有させていただいて、自分の立ち位置を含めてこれからやっていかなければならないことが多くあると思いますけど、自分の持っている全てをこのチームに捧げていけるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを口にした。

 その後の質疑応答では、まず移籍を決めた要因について言及。「ギリシャで契約が解除合意してから、その後に立石(敬之CEO)さんから今回の話をいただいて、すごく思いや情熱を感じましたし、そして何より自分自身がそこでプレーしたいという気持ちになったので『自分は行きます』という話をさせていただきました」と明かした。

 Jリーグではなくヨーロッパでのプレーを選択した理由について問われると「Jリーグに復帰する選手も増えて非常に盛り上がっている中、僕自身も正直考えるところもありました。でもやっぱりヨーロッパに残ってチャレンジしたいという気持ちの方がシンプルに上回りましたし、そこで成長できるというのが自分にとって一番の要因になったので、この決断をしました」とコメント。今後成し遂げたいことについては「具体的にありませんが、何より自分自身サッカー選手としてただただ成長し続けたいですし、そういう感覚や自信があるので今回の挑戦を選びました。ただ、今年はそれを言葉ではなくピッチの上で証明していきたいと思います」と語った。

 多くの日本人選手が所属するSTVVでのプレーに向けては「初めてヨーロッパで日本人選手とプレーするので、非常に新鮮ですしワクワクしています。また彼らは非常に若く、野心を持ってチャレンジしていると思うので、そういう選手と切磋琢磨しながら(プレーしたい)。僕が教えるよりも得られることがたくさんあると思っていますし、もちろん自分の経験を伝えられることもあると思っているので、みんなでシェアして一体感を持って、チームが上に行くために進んでいきたいと思います」と口にした。

 また、「去年1年プレーしていなかったので、ただ単純にプレーがしたい。そして自分の力を改めて証明したいという気持ちが非常に強いので、そのためにやらなければならないことを徹底してやりたいですし、このチャレンジを楽しんで一つでも上に行けるように、成長できるように頑張っていきたいと思います」と改めてSTVVでの意気込みを示した。

 さらに、2019年を最後に離れている日本代表については「この約2年間、代表には絡んでいませんが、その思いは非常に強く感じていますし、今年はW杯イヤーでもあるので、そこの目標は常々持っています。この1年の自分の成績やパフォーマンスは重要視されると思っているので、自分自身に期待しているし、そこ(代表)に入ってもやっていけるとイメージしながらトレーニングしています。目指している場所です」と、自身の胸中を明かしている。

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