2015.02.14

14歳でプロデビュー…25歳になった早熟の天才、元米代表アドゥーの現在

アドゥー
14歳にしてプロデビューを飾ったアドゥー(2004年) [写真]=Getty Images

 アメリカのサッカー史に名を刻んだフレディ・アドゥーをご存知だろうか。14歳にしてMLS(メジャー・リーグ・サッカー)でプロデビューを飾り、「ペレの再来」や「神童」と評された少年アドゥー。現在25歳となった同選手は、引退の危機にさらされている。13日付のイギリス紙『デイリー・メール』が報じた。

 2003年に開催されたU-17世界選手権(現・U-17ワールドカップ)で、当時14歳ながらU-17アメリカ代表に選ばれていたアドゥーは、4ゴールをあげる大活躍を見せてチームの決勝トーナメント進出に大きく貢献。その3カ月後にはワールドユース(現・U-20ワールドカップ)のメンバーにも選出され、準々決勝では、現在バルセロナに所属するMFハビエル・マスチェラーノや、同じくユヴェントスに所属するFWカルロス・テベスらが名を連ねるアルゼンチン代表との対戦も経験した。

 2004年のMLSのドラフト会議では14歳にしてDCユナイテッドとプロ契約を交わし話題を呼ぶと、同年4月のリーグ開幕戦、サンノゼ・アースクエイクス戦で途中出場し、14歳10カ月でプロデビューというアメリカ・プロスポーツ史上最年少の記録を打ち立てた。この偉業は世界中で取り上げられ、スーパースターへの道は確約されているように思われた。

 DCユナイテッドでの3シーズンでは87試合24ゴールと結果を残し、17歳で初めての移籍を経験。レアル・ソルトレイクでは大きな結果を出すことは無かったが、夏にはポルトガルの強豪ベンフィカ入りを果たした。

 順風満帆に見えたアドゥーのサッカー人生は、ここから壁にぶち当たることになる。ポルトガルでの1年目を11試合2ゴールの成績で終えると、その後はモナコ、ポルトガルのベレネンセス、ギリシャのアリス・テッサロニキ、トルコのチャイクル・リゼスポルへとレンタル移籍を繰り返す。しかしどのクラブでもほとんど出場機会は得ることはなかった。

 失意のままベンフィカとの契約を終えたアドゥーは、MLSのフィラデルフィア・ユニオンに入団し、4年ぶりの母国アメリカで再起を目指す。DCユナイテッド時代の恩師、ピョートル・ノヴァク監督のもと、序盤はチャンスを得たアドゥー。1年半で35試合に出場している。しかしその後、成績不振によりノヴァク監督が解任されると、新監督の信頼を掴むことが出来なかった同選手は、ブラジルのバイーアにトレードで放出された。

 結局、新天地ブラジルでもわずか6カ月で契約を打ち切られたアドゥーは、新たな所属クラブを探すことになる。チャンピオンシップ(英2部)のブラックプールやノルウェーのスターベク、オランダのAZなどのトライアルを受けた。しかしどのクラブの印象にも残らず契約を勝ち取れなかった。

 2014年7月、やっとのことで決まった移籍先はセルビアのヤゴディナ。1年半という契約を手にし、再びプロ選手としてのスタートを切った。ところが、ヤゴディナではカップ戦1試合の出場に留まり、同年12月に契約を打ち切られてしまった。

 現在所属クラブの無いアドゥーは、12日に故郷ワシントンDCのナイトクラブ「シャドー・ルーム」で音楽イベントを主催した。

 世界が注目したアメリカの神童は、再び大観衆の声援を浴びること無く、ひっそりとスパイクを脱ごうとしているのかもしれない。

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