豪快な先制点を決めたロカテッリ [写真]=Getty Images
セリエA第9節が22日に行われ、日本代表MF本田圭佑が所属するミランとユヴェントスが対戦した。前節、負傷により欠場した本田は2試合ぶりのベンチスタートとなった。
ミランは第2節、第3節で連敗して以降、4勝1分けと好調を維持。前節のキエーヴォ戦でも3-1で勝利を収め、順位を2位タイまで上げている。一方、8勝1敗で首位を快走するユヴェントスは、前節のウディネーゼ戦で苦戦を強いられながらも逆転勝ち。18日に行われたチャンピオンズリーグのリヨン戦でも勝利を収め、着実に白星を重ねている。
最初にチャンスを作ったのはユヴェントス。5分、右サイドでFKを獲得すると、ミラレム・ピアニッチのクロスをアレックス・サンドロが頭で合わせたが、ここはオフサイドの判定となった。
一方、ミランは10分にシュートまで持ち込む。エリア内左でパスを受けたスソが左足でコントロールしたシュートを狙ったが、ここはGKジャンルイジ・ブッフォンがセーブしてCKに逃れた。
その後も試合を支配するのはユヴェントス。22分、中央でタテパスを受けたゴンサロ・イグアインが左のアレックス・サンドロへ展開。A・サンドロがエリア左横から鋭いクロスを入れると、パウロ・ディバラがボレーシュートで合わせたが、ここはGKジャンルイジ・ドンナルンマがしっかりとキャッチした。
続く31分にカウンターからチャンスを作ると、ディバラが左サイドのハーフウェーライン付近からロングシュートが、ボールは惜しくも枠の右へ外れた。しかし、この場面でディバラが右太ももを痛めてしまう。ディバラは直後の33分にベンチへ下がり、フアン・クアドラードが替わって入った。
迎えた36分、ユヴェントスにビッグチャンス。エリア手前左約35mの位置でFKを獲得すると、ミラレム・ピアニッチがスピードのあるクロスを入れる。レオナルド・ボヌッチが反応したものの触れられなかったが、GKドンナルンマも触れずにゴール右に決まった。一度はゴールが認められたが、アシスタントレフリーの助言からオフサイドの判定に変更される。ボヌッチはオンサイドだったように思われたため、ユヴェントスの選手は猛抗議したものの、判定は覆らなかった。このまま0-0でハーフタイムを迎えた。
後半立ち上がりもユヴェントスが最初にチャンスを作る。47分、右サイドのダニエウ・アウヴェスがフリーでクロスを上げると、ニアのイグアインが右足で合わせたが、ボールはゴール左へ外れた。
すると均衡を破ったのはミラン。65分、右サイドの深い位置でボールを持ったスソがマイナスにボールを戻すと、右45度の位置に走り込んだマヌエル・ロカテッリが強烈な右足シュートを狙う。これがゴール左上隅に決まり、ミランが先制に成功した。18歳のロカテッリにとっては今シーズン2ゴール目となった。
リードを許したユヴェントスは75分にメディ・ベナティアを下げて4バックに変更。前線にマリオ・マンジュキッチを投入した。一方、ミランは81分にロカテッリを下げ、グスタボ・ゴメスを投入し、3バックに変更した。このままミランが1-0でユヴェントスを下し、3連勝を飾った。一方、ユヴェントスは今シーズン2敗目となった。なお、本田に出場機会はなかった。
次節、ミランは敵地でジェノアと、ユヴェントスはホームでサンプドリアと対戦する。
【得点者】
1-0 65分 マヌエル・ロカテッリ(ミラン)
By サッカーキング編集部
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